タグ・ホイヤー「カレラ」は最先端のエレガンスを発揮！

タグ・ホイヤーは、クロノグラフを高速起動できるスイニングピニオン（※1）や1/100秒が計測できる機械式ストップウォッチなど、計時技術で時計界をリードしてきました。また近年では、高級時計ブランドとしていち早くコネクテッドウォッチ市場に進出し、ラボグロウンダイヤモンド（※2）を採用するなど、最新テクノロジーの分野でも業界を牽引する存在です。

そんなメゾンから届いた新作の中でまず注目したのは、ふたつのカレラでした。ひとつはダイヤルがラボグロウンダイヤモンドで煌めく３針モデル、もうひとつがエレガントなグリーンを採用したクロノグラフ・トゥールビヨン。

さらにコネクテッドウォッチからも、深みのあるグリーンの新色が登場しました。これらを見ると、タグ・ホイヤーはエレガントな方向に舵を切った印象。従来から持つスポーティさは継承しながら気品を高めた新作は、高級感が一層高まっています。

2022年に始まったカレラ プラズマ ディアマンテ ドアヴァンギャルドの第三弾は、３針自動巻きの36mmモデルでした。注目すべきは、12時位置の盾とリューズを形作るイエローのラボグロウンダイヤモンド。昨年実現されたソフトベビーピンクに続く新色です。

ダイヤルには0.1カラット、リューズには1.3カラットの堂々とした大きさの結晶が、ハチミツにも似た甘い輝きを放っています。さらにダイヤル全体に細かな粒子を散りばめ、インデックスにバゲットカットのラボグロウンダイヤモンドを煌めかせるデザインは、アバンギャルドを標榜するタグ・ホイヤーならではです。

モデル名にある“プラズマ ディアマン ダヴァンギャルド”とは、炭素原子をラボグロウンダイヤモンドへと成長させる化学蒸着技術（CVD）に付けられた名称。原子単位で成長をコントロールできるから、細かな結晶が一面に広がった4.8カラットものラボグロウンダイヤモンド製ダイヤルを生み出せるのです。

そして、成長の段階で分子構造をプラズマによって意図的に破壊することで、透明なイエローを実現しました。かつてない煌めきを放つダイヤルは、最先端テクノロジーの賜物です。

自社製トゥールビヨンの新作は、少し青みがかったティール（カモの羽）グリーン。同心円状のサーキュラーサテン仕上げが施され、メタリックな質感に輝き、目を引きます。

昨年から採用する“グラスボックス”と名付けられたサファイアガラス製風防の形状は、初代カレラと同じドーム型。ダイヤル外周に向かって滑らかなカーブを描き、時計を大きく傾けてもトゥールビヨンの動きがはっきりと見られる新設計になっています。

さらに、極限までスリム化したベゼルがクラシカルな雰囲気。対してカラーリングはモダンで、さまざまな印象を兼ね備えています。

45mmのコネクテッドウォッチに、新色グリーンが仲間入りしました。深い色合いのシックなグリーンベゼルはセラミック製。入念なポリッシュ仕上げによって艶っぽい質感を表しています。

モニターに表示できるフェイスは20種類以上。ベゼルやストラップの色調とマッチしたグリーンダイヤルが、複数用意されているのが心憎い演出です。

ケースバックに装備されたセンサーが心拍数や消費カロリーをモニタリングし、ランニング、サイクリング、ウォーキングなどさまざまなアクティビティも正確にトラッキングしてくれます。