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2024.04.20

マクラーレン750Sはオトナの夢も希望も欲望も、すべて叶える理想的なスーパーカー

究極のスポーツカーってなんだろう。これは、クルマ好きオヤジさんにとっては永遠のテーマ。ゴルフ帰りの車内とか、お酒の席とかで話し出したら、もうノンストップ。そのお話にさらに花を咲かせる一台が、マクラーレン750Sです。

CREDIT :

文/小川フミオ 写真/マクラーレンオートモーティブアジア 編集/Web LEON編集部

マクラーレンはオヤジの胸を熱くするクルマです!

マクラーレン750S 英国車 スーパーカー
歴史とか出自とか、そういう点でみると、英国のスポーツカー、マクラーレンは、突出したものを持っています。1966年にオリジナルシャシーのマシンでF1に参戦。80年代から90年代初頭にかけてのセナとプロストによる黄金時代をおぼえている人も多いのでは?

F1に加えて、ルマンやインディやカンナムといった世界的レースでも高成績を記録したマクラーレン。並行するように、一般向けスポーツカーも手がけてきました。最新モデルが日本でも続々登場しているなか、私が2024年にドライブしたのは、マクラーレン750Sであります。期待どおり、というのか、スポーツカー好きをけっして失望させない出来でした。
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ひと目でわかるインパクトの強さがうれしいのです

マクラーレン750S 英国車 スーパーカー
▲ こんなふうにディヘドラルドアを開けてドライバーを待つ姿がステキ。
LEON5月号でも紹介しているマクラーレン750S。成り立ちは、カーボンモノコックシャシー、凝った設計のサスペンション、ミドシップの4リッターV8エンジン、そしてディヘドラルドアをそなえた有機的なボディデザイン、となります。

スポーツカーのおもしろさは、メーカーのクルマづくりのコンセプトがSUVやセダンより、はるかに色濃く出るところでしょう。たとえばフェラーリは、新型が出るたびにスタイリングを大胆に変えてきます。
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マクラーレン750S 英国車 スーパーカー
▲ 車体色(と内装の仕上げ)はほぼオーダーメイド。
マクラーレンは、750Sや新型になったアルトゥーラが属する「スーパーカー」、エルバやセナの「アルティメット」、ツーリングなどにより適したGTSの「GT」など、製品をカテゴリー分けしています。それでも、ぱっと見でマクラーレンのスポーツカーとわかるデザインです。
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高速で泳ぐ、ホオジロザメのモチーフは継続

マクラーレン750S 英国車 スーパーカー
▲ ダウンフォースとブレーキ冷却のための大きな開口部が生物を思わせる。
マクラーレンのデザインにおける独自性は、「自然物こそ究極の機能美」と語っていた前任のヘッドオブデザインのポリシーが色濃く反映されたものです。750S(と従来の720S)のデザインモチーフは、水圧をものともせず高速で泳ぐホオジロザメだといいます。

2024年に日本市場に導入された750Sは、クーペとスパイダーがなんと同時に発売されました。私は、クーペは千葉の「The Magarigawa Club(マガリガワクラブ)」なるドライビングクラブが所有するコースで、スパイダーは公道でドライブ。
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マクラーレン750S 英国車 スーパーカー
▲ 空力が徹底的に煮詰められてサーキットで速い750S。
基本的な設計は、720Sから引き継いでいるものの、パワーを30馬力アップし(720馬力から750馬力へ)、一方で重量は30kg軽量化。さらにボディには前後形状を中心に手を入れ、サーキットなどでの走行性能を(コーナリングも直線スピードも)上げています。
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クーペとスパイダー、同時発売で選択の自由度がアップ

マクラーレン750S 英国車 スーパーカー
▲ ほぼフルオープンの爽快感が身上のスパイダー。
The Magarigawa Clubのコースは、抜きつ抜かれつのレース向きではありません。自分のスポーツカーでタイムアタックをして、周回時間を縮めることに楽しみを見出すのが向いています。

コーナーはほとんどバンク(傾き)がついていて、回っていく時は横Gでなく、縦方向のGだけが出るような設計です。そのため、そんなにサーキットに走り慣れていない人でも、けっこう安心感をもって走れます。

一方で、750Sではどんなふうに横Gが出て、それにどう対処していくかという走り方はできませんでしたが、それでも鋭い加速力と、クルマと自分が一体化したハンドリングと、そしてこれはうれしい発見でしたが、従来よりずっと路面のインフォメーションがわかるステアリングを持っていました。

ひと言でいって、たいへんよく出来たスポーツカー。スタイリングもすてきだし。で、興味あるひとにとって、クーペとスパイダーという選択を楽しめるわけです。
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タイトな車内から四季折々の景色を眺める贅沢

マクラーレン750S 英国車 スーパーカー
▲ ドアを開けた時、ハッと嬉しい驚きがあるような内装の仕上げも高得点。
クーペにはスイッチで透明度が変えられる「エレクトロクロミック」ガラスルーフが装備されているので、密室感が意外と希薄です。あの子とともに、春なら桜、夏なら青空、秋なら紅葉、冬なら雪の積もった樹木といった、沿道の景色を楽しめるのです。

スパイダーでは、言うまでもなくですが、より開放感があります。電動格納式ルーフは、あっというまの開閉が可能だし、こちらにもエレクトロクロミックルーフが備わります。クローズド感とオープン感が、ルーフを開けていても閉めていても、たっぷり味わえるのですね。
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マクラーレン750S 英国車 スーパーカー
▲ 機能性が拡大したコクピット(ハンドル位置は左右いずれも選べます)。
750Sでは、Apple CarPlayにも対応するようになり、娯楽の面でもドライブを楽しくしてくれるインフォテイメントシステムが充実。前ヒンジでドアが上にはねあがるディヘヒドラルドアはカッコだけでなく、乗降性をよくしてくれているので、彼女を誘って、春の遠出と洒落こむのはどうでしょうか。
マクラーレン750S 英国車 スーパーカー

■ McLaren 750S(カッコ内はSpider)

全長×全幅×全高 4569×1930×1196mm
ホイールベース 2670mm
車重 1277kg(1326kg)
3994ccV型8気筒 後輪駆動
最高出力 552kW@7500rpm
最大トルク 800Nm@5500rpm
価格 3930万円(4300万円)

■ お問い合わせ
マクラーレン・オートモーティブ
HP/詳しくはこちら

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