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ダビドフ ウィンストン チャーチル リミテッド エディション 2016

今月の一本ダビドフ ウィンストン チャーチル リミテッド エディション 2016

Davidoff Winston Churchill Limited Edition 2016

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8万円(10本入り) サイズ:152㎜(長さ)×23㎜(直径)問/ダビドフ オブ ジュネーブ 銀座 ☎03-5537-5585

モテるためにシガーを始めたチャーチルだってそうかもしれない

どうしたらシガーが似合うようになりますか?そのような質問には、「数をこなしてください」とお答えしています。シガーが様になるためには、結局のところ、数を吸いこなすことが近道だからです。スポーツカーをスポーティに乗りこなしたり、洋服を格好良く着こなしたりするのと同じで、シガーも“こなし力”がモノをいうからです。

ウンチクオヤジが格好悪いのは、知識武装だけがいっぱしで、実践能力がともなわないからなのです。そのあたり、女性はピンと嗅ぎ分けます。そういう意味において、シガーはハードルの高いアイテムかもしれません。嗜好品としての知的教養と同時に、吸いこなす体力、自然な動作を身につけるためには、相応の数の投資が必要だからです。かのウィンストン・チャーチルは、シガーがトレードマークとしておなじみです。一説によると、チャーチルは生涯30万本のシガーを灰にしたと伝わります。その真偽は別として、彼にしたところで、最初からシガーが似合っていたわけではないでしょう。少なくともトレードマークといわれるようになるまでには、膨大な煙を無駄にしたことでしょうから。否、その無駄を重ねることで、“こなし力”の礎なのです。それは、巷間でいわれる「キャラづくり」などとは次元が違います。本当のキャラクターは、つくるものでははく、滲み出てくるようなものだからです。

ちなみに今月の一本は、チャーチルの名を冠した限定アイテム。全長152㎜と大きめですが、こなし力を養うという意味でも、吸い応えのあるサイズです。これは持論ですが、初心者にこそ大きめのシガーをオススメします。基本的に、シガーは大きいほど味がまろやかなのと、短くなるに従って、長さに応じた持ち方の練習になるからです。でも、結局のところ自分が旨いと感じることが大事。それがこなしの極意だからです。

PROFILE

中村孝則●コラムニスト
世界各地を独自の視点で読み歩き、さまざまなメディアでラグジュアリーライフを提案する。先頃、シガー評論家の広見譲さんと共著で、シガー専門書「ザ・シガー・ライフ」(オータパブリケイションズ)を出版。

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