セブに新たに大人向けリゾート「シェラトン・セブ・マクタンリゾート」が誕生

渡航条件が緩和され、海外旅行のハードルが下がってきた昨今。「そろそろ、海外？」と気分が動いたら、旅先にフィリピンのセブはいかがでしょう？

成田・大阪・名古屋から直行便で空路４～５時間（2023年１月現在、関空・名古屋は直行便の再開待ち）。近距離だから燃油サーチャージも控えめで、そしてなにより一年中、いつ訪れても真夏の太陽が待っています！

新型コロナに関するフィリピンの入国制限は2022年11月より、ワクチン未接種でも入国24時間以内の陰性の抗原検査結果を提示すればOK。２回以上ワクチン接種をしていれば、電子検疫システム「e-Travel」の申請により、入国がスムーズに。日本入国もワクチンを３回接種していれば、混雑状態にもよりますが、かつての入国手続きくらいの30分ほどで空港から出てこられます。

そして今回、フィリピンのセブをおすすめする理由は、2022年9月1日にシェラトン・セブ・マクタンリゾートがオープンしたから！

セブのリゾートエリアは、国際空港のあるマクタン島が中心。なかでも西海岸のビーチサイドに大型ホテルが連なっています。改装などを重ねているリゾートも多いですが、やはりぴかぴかの新規オープンは魅力的。それに“シェラトン”ブランドはセブに進出しているインターナショナルなホテルブランドの中でも知名度はダントツ。スタイリッシュさと、期待を裏切らない信頼と実績もあります。

セブは“安近短”なビーチリゾートの代名詞であるせいか、大型リゾートにはどこかファミリー寄りの雰囲気が漂いがち。それが「シェラトン・セブ・マクタンリゾート」の誕生で、洗練された大人向けリゾートの選択肢が加わった印象です。

また「シェラトン・セブ・マクタンリゾート」があるのは、マクタン島の中でも北端近く。新たにリゾートホテルが誕生した場所ゆえ、海が荒らされていないことも期待できます。

2022年9月１日にセブのマクタン島に開業した「シェラトン・セブ・マクタンリゾート」は白砂のオンザビーチに建ち、沖にはヒルトゥンガン海峡、そしてオランゴ島を望みます。

マクタン国際空港からクルマで約30分、高台にあるロビーは海からの風を感じる開放的な造り。ウェルカムドリンクを手にしていると、バカンス気分がふつふつと湧いてきます。

インフィニティプールは地形を生かし、二段に分かれたカスケード・スタイル。ルソン島のバナウェの棚田をイメージしたデザインだとか。高い位置から見晴らす海も気分爽快です。

ビーチに下りると、巨岩がところどころに鎮座し、景観のアクセントになっています。モーターを使ったウォーターアクティビティがなく、ビーチは心地よい静けさ。サンラウンジャーに寝ころんで海を眺めながらのんびりするのにもってこいです。

４棟からなる「シェラトン・セブ・マクタンリゾート」は、23のスイートを含む全261室。

床から天井までのフルハイトの窓が自然光を取り込み、全室バルコニー付き、ほどんどの客室がオーシャンビューです。エントリーレベルはキングルームオーシャンビューで、87室を数えます。広さは48.72平方メートル以上とゆったり。

ビーチリゾートにありがちなマリンテイストではなく、ブラウンをベースとした落ち着いたシックなデザイン。ゆったりしたオーバル形のバスタブに、安眠を約束するシェラトン・スリーパー・ベッドなど、居住性を高めるアイテムも。50インチのLEDテレビや高速ワイヤレスインターネットも完備しています。

今回、見られなかったけれど、おすすめは「ハネムーンスイート」。ベッドルームから180度、海の眺めが広がるとか。４室のみですが、デート旅なら、予約激戦のこの部屋をチョイスしたいところです。

４カ所ある飲食施設の中で、メインはオールデイダイニングの「５シエン（5 Cien）」。地元セブ州の郷土料理を含む、インターナショナル料理のビュッフェスタイル・レストランです。

“グルメマーケット”にインスパイアされたという広いスペースに、活気あふれるオープンキッチンや、料理を並べた数カ所のステーションを配置。お皿を手に、わくわくしながらあれこれビュッフェを回れます。

料理長のクリスティン・フリコさんはイタリア出身で、奥様はフィリピン人。なので、チキン・アドボやフンバなど、フィリピンの家庭料理もならんでいます。週末にはテーマディナーも開催。中でもシーフードビュッフェはカニや車エビなどその日獲れた海の幸がステーションに山盛りに！

ちなみにレストラン名の“５シエン”はスペイン語で“500年”の意味。セブのキリスト教伝来からの500年にわたる歴史にちなんでネーミングされたそうです。

シグネチャーレストランの「ディップ（Dip）」は、ニッケイペルー料理。この聞き慣れない料理、実は100年以上前にペルーへ渡った日系移民が生み出したもので、ペルーの食材を使い、日本料理のテクニックが駆使されていることが特徴。このレストランではペルー人シェフが腕を振るっています。

例えば、「フォレスティエル・スライダー」は白みそが肉の旨みをまろやかに引き立てたハンバーガー、「アセヴィチャド・マキ」はエビフライを巻いたセビーチェ的なロール寿司など、どれも日本料理と親戚関係でいて、似て非なる斬新なメニューです。

他に洞窟のようなデザインの「ブヒ・バー」や、ロビー近くのベーカリーやテイクアウトメニューが並ぶ「サ・シティオ」もあります。

リゾートの施設には６つのトリートメントルームからなる「シェラトン・スパ」や24時間利用できるフィットネスジムなど、ウェルネス施設も抜かりなし。

アクア・エアロビクスやヨガ、ビーチジョギングなどの無料のアクティビティも用意。リゾートでだらけたカラダを引き締めることも、たまには必要かも⁉

もしセブについて興味をもったら、コンシェルジュに相談して１日観光ツアーに参加してみてはいかがでしょう。マクタン島の英雄ラプラプ王と冒険家マゼランとの戦いなど、歴史スポットをめぐると、旅先に対する理解も深まるはずです。

とはいえ、やっぱりマクタン島のリゾートでのおすすめの過ごし方は、アイランドホッピングやダイビングなどの海遊び。そして滞在中１日はビーチやプールサイドでのんびりする時間を。

太陽が恋しい季節の今、セブが呼んでいます！