しあわせグルマ

Audi A8×柳生の庄

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Audi A8×柳生の庄 (1/2)

オヤジって、要するに「古いもの」なわけです。
でも、LEONをお読みのオヤジさんはいつでも興味津々、だから「新しいもの」もわかる。
で、そういうことがオヤジの世代ならではのもの。
それが、まだまだ若者には負けないオヤジの強力な「強み」なのですよね。

オヤジの世代だからこその「強み」があるんですよね

’60 ~’70 年代のロックのアナログレコードが高騰しているのだそう。そうです、あの、いわゆるヴィニール盤が、です。で、その詳細を述べるとヲタクの話になるので割愛しますが、そんなことを聞くと、いっつも感じるのが、進歩の速さ。だってヴィニール盤は、オヤジの世代は現役で知っていますもの。というか、当時はレコードといえばヴィニール盤しかなかった。でも、いまやCDはおろか、ダウンロード配信が主流となりつつある。だからヴィニール盤は稀少なアンティークってこと。いやはや本当に、進歩が速い。凄い時代を生きているんだなぁ、と思っちゃうのですよ。実際、今日ほど進歩が急激な時代もなかったでしょう。

例えば携帯電話やインターネットは私たちの生活を根底から変えた革命的な進歩ですが、それらが普及したのは、ほんの十数年前のこと。
しかもそうした進歩の普及は、さらに加速している。進歩の普及の速度も、進歩している、のです。

だからオヤジは油断していると自分も速攻でアンティークになっちゃう。なにしろ周囲には、生まれた時からCDやインターネットや携帯電話が当たり前、という世代が増えているんですから。とはいえ。オヤジにも、良い面はありますね。だってオヤジの世代は、そういう進歩を、つぶさに見てきたから。つまり「古いもの」も「新しいもの」も知っている。それは急速に進歩をする現代に、たまさか大人であった、オヤジの世代ならではのもの。ほかの世代にはない「強み」なわけです。ということで、今月は、古い宿と、新しいクルマ。オヤジの世代の真骨頂の組み合わせなのです。

今月のクルマ

Audi A8 3.0TFSI Quattro [アウディ A8 3.0TFSI クワトロ]

アウディのフラッグシップサルーンの最新型。3ℓスーパーチャージャーと4.2ℓとそのロングボディの3モデルで、どれもが、より軽量により強固に、より高出力に、よりしなやかな脚になった。なお試乗したのは3ℓモデルでこれでも十分、速い! です。

全長×全幅×全高:5145×1955×1465㎜
エンジン:2994ccV6DOHCスーパーチャージャー
最高出力:290ps/4850~6500rpm、価格945万円~
/アウディ(アウディコミュニケーションセンター)
(※2014年にマイナーモデルチェンジ済)

頂上モデル、ならこのうえないステータスですよ

見ためだけでもほら、こんなに「新しい」

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ルーフやドアトリム、フットエリアなどにLEDの照明を。結果、室内はあたかも映画『TRON : LEGACY』のような未来的な情景になった。また小型化されてより機能的になったATセレクターレバーの右脇に件の「MMI」(マルチメディアインターフェイス)のタッチパネルが。これも、未来的! です。うーむ本当に「新しい」な、このクルマは!!

このクルマを知らないとアンティーク、ですよ

今月のクルマはフルモデルチェンジをした、A8。アウディのフラッグシップサルーンです。同車は、いわゆるラグジュアリーカーセグメントに位置します。ちなみにライバルとなるのは、この連載に登場したものでは、BMWの750、アルピナのB7、ポルシェのパナメーラ、アストンのラピード、といった、いずれ劣らぬ超高級モデル。ほかの有名ドコロでは、ベンツのSクラス、ベントレーやロールスロイス、なんて感じ。要するに「世界で一番高級な乗用車」を、お金に糸目をつけず、ブランドの威信をかけて、体現しているもの、ということのできるクルマなのですね。

そしてアウディは、きっとよくご存知のことでしょうが、もっか自動車界のトップランナーとなっているブランド。ですので、新型A8は、間違いなく「新しいクルマ」であるはずだ、と。そこでオヤジとしては、その新しさを体験してみねば、というのが今回の主眼。ヴィニール盤を現役で知っているような旧世代は、常にアンテナを高くして、新しさを吸収しないと、ですからね。

さて。という次第で拝借した新型A8は、初っ端から「新しい!」の連続でありました。まず、外観が新しい。最近のアウディのアイコンであるLEDを76個もヘッドライトに採用。より個性と迫力と高級感が増した。若干ボリュームアップしたボディも高級感たっぷり。クーペさながらの流れるようなラインも抜群にエレガントな印象です。

装備も新しい。LEDの室内照明は色も変えられ、ほかでは見られない独特の世界観。またATレバー横に配置された「MMI」タッチが秀逸で、トラックパッドによりナビやオーディオなどを操作可能、手書き文字入力もできる。走りも、もちろん、新しい! アウディ十八番のアルミボディの進化版で、さらに軽量に。それを、やはり得意技のクワトロ=4WDの、これまた進化版でグイグイと加速させる。出色は4種を選択できる走行モードで、エンジン、ギア、サス、ステアリングを変更、これが新型A8と相性抜群。「コンフォート」では高級サルーンの定石どおりにシットリと、だが「ダイナミック」ではスポーツカーのようにクイックになるなど、まるで「別のクルマ」のように走行感を変えるのです。

ということで、A8はまさに急激な今日の進歩の、その最先端にある。本当に、こんな新しいクルマって、ほかにないです。だから読者の皆さんも、ぜひ、A8を体験してください。これを「知らない」なんて、速攻でアンティークになっちゃいますよ。

まさにアウディの渾身のモデルです

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先代から全長が約80㎜、全幅が約50㎜も拡大されたボディは迫力も高級感も満点。しかし車重は、先代のそのまま、というのも凄い。流れるようなCピラーなど、クーペのような美麗なボディになったのもポイント。フルLEDで縁取ったヘッドライトでひと目で「アウディである」というのを主張をするようになったのも、新型A8のハイライトのひとつです。

各種装備の充実も「新しい!」のです

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ナビゲーションの画面に「MMI」を表示し、4種の走行モードを簡潔に選べる仕組みは、実に便利。また夜間走行時に赤外線カメラにより歩行者などを検知する「ナイトビジョン システム」をインパネに表示するオプションもある。さらにオーディオにも、バング&オルフセンのサラウンドシステムをオプション設定、これの音がまた最高。と、新型A8は随所が「新しい!」のですよ。

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もはや単なる温泉宿とはいえないんですよ

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