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【新・連載】渡辺ゆり子の東京ヨコシマレストラン vol.1「ダム・ジャンヌ」/神泉

デートのお店選び、みなさんはいつもどうしていますか? ガイドブックや雑誌はもちろん、さまざまなグルメサイトまであって、今やニッポンはレストランの検索天国ですよね。とはいえ、「デートを成功させるためのお店」をきちんと探し出せる人ってきっと少ないはず。だって、複雑な女性の好みや心理状態を理解できないと恋を成就させるってムズカシイもの。そこで、本誌LEONでYULI*YULIとして14年間にわたり、あらゆるジャンルのレストラン&バーを取材してまいりました“デート・コンシェルジュ”(略してデーコン)こと、渡辺ゆり子が、本当の意味でデートに使えるお店の選び方をわかりやすく御指南いたしましょう。

「一回目のデートでは決して行ってはいけません❤」

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奥のソファ席から見た店内の様子。オーナー自身が集めたシルバーのキャンドル立てのゆらゆら揺れる炎の光が、ちょっぴり怪しいのにくつろげる雰囲気をつくっています。

さっそくですが、デートでは5回目までのお店選びが肝心。特に最初のデートでは避けたいレストラン&バーが、東京には結構あるんですね。その1つは、薄暗さが特徴のお店。初めてのデートで連れて行かれると、思わず男性の下心を疑っちゃうのでご用心を。でも、デートを重ねて、あなたを恋する彼女の気持ちが明瞭であれば、薄暗さや怪しさは逆に効果的です。ドキドキなデートをさらに盛り上がるのでオススメよ❤ 連載第1回目では、その先駆け的なフレンチレストラン「ダム・ジャンヌ」をご紹介しましょう。

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キャンドルの光と暗闇が作り出すふたりだけの世界に、どっぷりと浸ってくださいませ。料理はゆっくりゆっくりとサーブされますので、むしろ時間の経過は忘れて、互いのことをじっくりとお話する良いチャンスよ。

場所は神泉駅からわずか徒歩1分の商店街。しかもコンビニの隣に、そこには一見不釣り合いのシャビーシックな店構えのレストランが。「本当にここ!?」と疑いたくなるかもしれませんが、思い切って扉を開けてみてください。元祖“暗闇レストラン”「ダム・ジャンヌ」の世界に一気にトリップできます。所々に灯ったキャンドルの炎が照らし出す約12坪の店内は、フランスの片田舎に立つカントリーハウスのような雰囲気。そのダイニングルームに招かれたかのような居心地の良さに包まれるの。テーブルに座ったら、ゆらゆらと揺れるキャンドルの炎を見ながら、とりあえず乾杯しなくちゃ。シャンパーニュグラスに炎が反射して、泡がキラキラと輝くのがとってもロマンティック。その夜はとびっきり素敵になりそうな予感がすること請合いです。

ゆっくり出される料理に合わせて、じっくり互いのことを知るチャンス

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左から、自家製ドレッシングが効いた「ガチョウのフォアグラサラダ」(1600円)、代表的なメインディッシュ「鴨足コンフィとカスレ」(2400円)、バターが濃厚な人気デザート「ガトーバスク」(900円)

フランスで修行を積んだ松野隆之オーナーシェフが、奥さまとふたりで切り盛りをなさっているこちらのお店。メニューは、素材にこだわったクラシックなフランスの郷土料理です。アラカルトばかりなので、彼女とシェアしながら楽しんでくださいね(もちろん、取り分けるのはジェントルマンよ)。ワインもいただきながら、時間を忘れてゆ〜っくりとお過ごしくださいませ。深夜4時までの営業ですし、食後の二軒目バーは必要ありません。食事だけでなく、お互いの恋心を確認するフルコースの夜よ❤️

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■ダム・ジャンヌ(dame-Jeanne)
住所/東京都渋谷区円山町 23-4
営業時間/18:00〜翌4:00(L.O.3:00)
席数/16席
料金/イベリコ豚の南仏風網焼き2400円、オマール海老のフリカッセ3000円、蛤のオーブン焼き1300円、アンチョビオリーヴ900円〜、ナチュラルチーズ各種1300円〜、赤ワイン(グラス)1000円〜、白ワイン(グラス)800円〜(税サ別) etc.

※要予約

予約・問い合わせ/☎03-3496-2755

■PROFILE
渡辺ゆり子(わたなべ・ゆりこ) 食、シャンパーニュ、花、インテリアと多岐のジャンルが活動のフィールド。2003年、国際アートフラワーコンクール優勝。2010年、シュバリエ・ド・シャンパーニュ叙勲。本誌LEONの「オヤジのトキメキダイニング」でも長期連載中。

撮影/棚井文雄、福本和洋

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