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2024.04.17

近藤真彦が着る、“ちょいギラリ”なオトコのスタイル PART 2

時代のエッジを凝縮させたモードスタイルには、大人の色気とエレガンス、そしてファッションの楽しみがつまっています。そんなモードのポテンシャルを、著名人が華麗に披露するこの連載。第9回目のゲストは、歌手、俳優、そしてレーシングと、文字通り時代を駆け抜けてきた近藤真彦さんです。

CREDIT :

主演/近藤真彦 写真/前田 晃 スタイリスト/石川英治(TRS) ヘアメイク/GONTA 文/大塚綾子 編集/高橋 大(Web LEON) 

近藤真彦 アウター(参考商品)、シャツ35万円、パンツ(参考商品)、タイ5万6000円、シューズ19万5000円/すべてボッテガ・ヴェネタ(ボッテガ・ヴェネタ ジャパン)
時代をリードし続けるメゾンブランドの極上ウエアを大人がどう纏い、どう楽しむべきかをレクチャーする連載、名付けて「大人なモードの遊び方」。毎回お迎えする豪華ゲストの着こなし&ミニインタビューを濃厚にお届けします!前の記事はこちら。PART 1

大人なモードの遊び方 第9回 主演 近藤真彦

“ちょいギラリ”なオトコ PART 2「スポーティなセットアップ」

光あるところには必ず影あり。ゲーテのこの言葉は、長年厳しい勝負の世界に身を置き、これまでにも幾度となく勝利の歓喜と敗北の苦さを味わってきた、マッチこと近藤真彦さんにとって、きっと深く身に染みる言葉かと。誰もが知るスターでありながら、近寄りがたいムードはまるでなく、取材中もとても気さくで穏やか。しかし、いざ撮影が始まるとその表情にどこか鋭さや影が滲むのは、1000分の1秒を競う勝負の世界で生き抜いてきた証左なのもしれません。そして、その影こそが大人のオトコをギラリと鮮明に輝かせると、改めて感じた次第。

歌手・俳優、そして自身のレーシングチームを率いる監督として活躍する近藤真彦さんをゲストに迎えてお送りする「大人なモードの遊び方」。第9回目となる今回は、名曲『ギンギラギンにさりげなく』にちなんで、“ちょいギラリ”なオトコをメインテーマに大人のファッションストーリーをお届けします。PART02となる今回は、「スポーティなセットアップ」がキーワードです。
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近藤真彦 ブルゾン70万4000円、パンツ24万6400円、シューズ13万7500円、ブローチ(小)11万3300円、ブローチ(大)14万1900円、ネックレス44万円、ブレスレット7万400円、チェーンブレスレット7万3700円、リング10万4500円/すべてドルチェ&ガッバーナ(ドルチェ&ガッバーナ ジャパン)

Dolce&Gabbana

ドレープで魅せるモードなセットアップ

ブランドの原点に立ち返り、アイデンティティとスタイルを追求したドルチェ&ガッバーナの春夏コレクション。リラックスしたセットアップにも、ドルチェ&ガッバーナらしい、ちょいギラリな色気が滲みます。ほんのり光沢のあるシルク100%のクレープデシン生地で仕立てたのは、オーバーサイズのジップアップブルゾン&ワイドパンツのセットアップ。

なんと言ってもポイントは、ブルゾンのフロントやパンツのサイドにたっぷりと効かせたドレープ。彫像を彷彿とさせるエレガントなフォルムや、光の当たり具合で艶めく様子もドラマティックです。クリスタルをちりばめたフラワーブローチや、ロザリオネックレスのセンシュアルな輝きで、さらにちょいギラリな色気をプラス。
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近藤真彦 ブルゾン70万4000円、パンツ24万6400円、シューズ13万7500円、ブローチ(小)11万3300円、ブローチ(大)14万1900円、ネックレス44万円、ブレスレット7万400円、チェーンブレスレット7万3700円、リング10万4500円/すべてドルチェ&ガッバーナ(ドルチェ&ガッバーナ ジャパン)
近藤真彦 ブルゾン70万4000円、パンツ24万6400円、シューズ13万7500円、ブローチ(小)11万3300円、ブローチ(大)14万1900円、ネックレス44万円、ブレスレット7万400円、チェーンブレスレット7万3700円、リング10万4500円/すべてドルチェ&ガッバーナ(ドルチェ&ガッバーナ ジャパン)
近藤真彦 ブルゾン70万4000円、パンツ24万6400円、シューズ13万7500円、ブローチ(小)11万3300円、ブローチ(大)14万1900円、ネックレス44万円、ブレスレット7万400円、チェーンブレスレット7万3700円、リング10万4500円/すべてドルチェ&ガッバーナ(ドルチェ&ガッバーナ ジャパン)
▲ ブルゾン70万4000円、パンツ24万6400円、シューズ13万7500円、ブローチ(小)11万3300円、ブローチ(大)14万1900円、ネックレス44万円、ブレスレット7万400円、チェーンブレスレット7万3700円、リング10万4500円/すべてドルチェ&ガッバーナ(ドルチェ&ガッバーナ ジャパン)
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近藤真彦 アウター(参考商品)、シャツ35万円、パンツ(参考商品)、タイ5万6000円、シューズ19万5000円/すべてボッテガ・ヴェネタ(ボッテガ・ヴェネタ ジャパン)

Bottega Veneta

じゃないセットアップで、ちょいギラリ

スーツやジャケパンに限らず、多様性のあるセットアップが、昨今の一大潮流。例えば、ボッテガ・ヴェネタが手がけるコチラのシャツジャケットとパンツ。ストライプシャツの上から無造作に羽織ったのは、オーガニックのコットンポプリンで仕立てたシャツジャケット。

実は薄めに中綿が入っていますが、そうは見えないほど軽くすっきりとしたシャープなシルエットに。同素材のパンツとセットアップで着られます。白シャツのように気負いなく着こなせて、かつスタイルが決まるのはセットアップだからこそ。そんな真っ白セットアップには、艶やかな光沢を放つラムレザーのタイでちょいギラリなアクセントを。タイドアップしてもなおやんちゃ、そんなマッチが最高です。
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近藤真彦 アウター(参考商品)、シャツ35万円、パンツ(参考商品)、タイ5万6000円、シューズ19万5000円/すべてボッテガ・ヴェネタ(ボッテガ・ヴェネタ ジャパン)
近藤真彦 アウター(参考商品)、シャツ35万円、パンツ(参考商品)、タイ5万6000円、シューズ19万5000円/すべてボッテガ・ヴェネタ(ボッテガ・ヴェネタ ジャパン)
近藤真彦 アウター(参考商品)、シャツ35万円、パンツ(参考商品)、タイ5万6000円、シューズ19万5000円/すべてボッテガ・ヴェネタ(ボッテガ・ヴェネタ ジャパン)
▲ アウター38万5000円、シャツ(参考商品)、パンツ(参考商品)、タイ6万1600円、シューズ21万4500円(参考色)/すべてボッテガ・ヴェネタ(ボッテガ・ヴェネタ ジャパン)
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■ interview

「モータースポーツの楽しさをみんなに届けたい」

芸能活動が多忙を極めた20歳にレーサーデビュー。以来、モータースポーツの世界にのめり込み、ドライバーとして連戦を戦うなか、2000年に自らのレーシングチームKONDO RACINGを設立。現在はチームオーナー兼監督として活躍している近藤真彦さん。昨年からスーパーフォーミュラを運営する日本レースプロモーションの取締役会長に就任し、日本のモータースポーツ界を牽引する立場になっています。人生をかけて打ち込んできたモータースポーツへの想いを伺いました。

── 近藤さんにとってモータースポーツの魅力は何ですか?

近藤真彦さん(以下、近藤) こんな大の大人が「1番になりたい!」なんて、大人げがないと言えば、その通りなんだよね。それでも、ここまで続けてこられたのは、幼い頃からの夢というのもあるけれど、僕の場合悔しさもあるかな。芸能人でしかもアイドルだったから、レース界に顔を出してもあまり本気だと思ってもらえなかった。その時の悔しさが多少どこかにあって、ここまで来られたのかもしれない。ただの負けず嫌いだね。
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── 実際に結果を出されていますから、本当にすごいと思います。

近藤 負けず嫌いで1等賞を取りたいって、コドモだよね。(笑)

── そこが魅力につながっていると思います! 昨年、日本レースプロモーションの取締役会長に就任されたそうですが、どのような活動をされているんですか?

近藤 日本のモータースポーツ全体の発展を目指している部署で、そのためにどの扉をノックしていこうかと、日々考えています。主催するスーパーフォーミュラは、その上はF1というわりとコアなクラス。GTはお祭りみたいな雰囲気でお客さんにも楽しんでもらえるんだけど、またちょっとムードが違うんですよね。

発展のためには、集客に繋がるアクションを起こしていかなきゃいけない。でも、近藤真彦が会長になったからって、直接の集客には繋がらないんですよ。ただ、これまでやってきた僕だから振り向いてくれる人たちもいて。企業や各省庁、市区町村などいろんな場所に出向いて、モータースポーツを応援してもらえるようにお願いしています。やっぱりサーキットのある県や市町村の協力は大きいんですよね。「面白そうなイベントですね」って、県や市が一緒になって応援してくれると動員も増えるし、盛り上がるんですよね。

── 昨年は、とても動員が増えたというニュースを見ました。
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近藤 このままだとスーパーフォーミュラの火は消えてしまうかも、というところまで来てたと思うんだけれど、盛り返してきましたね。去年は僕も1年目でかなり頑張ったから手応えも感じられました。ただ、2年目もまた同じパーセンテージで増えるかというと、そんなに甘くはないから、慎重にやっていこうとスタッフとも話しています。

未来のモータースポーツファンを増やすために、子供たちにももっと来てほしいから、ファミリー層をターゲットにしたりね。そのためには子供達が飽きないように夏はレース会場で夏祭りをやったり。子供たちも初めて見るレースに感動してくれるんだよね。

── 何度かF1を観戦したことがありますが、シンガポールグランプリでは、会場の後ろで音楽フェスをやっていますよね。

近藤 シンガポールグランプリのナイトレースだね。そう、第1回目からずっと前夜祭でフェスをやってるの。フェス自体の人気がどんどん高まってきて、大物アーティストも出演するから、イベント全体もすごく盛り上がっているんだよね。
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── 日本で見た鈴鹿グランプリとは客層が全然違いましたね。鈴鹿はF1オタクなオジサンばっかりだったので(笑)。

近藤 そこなんだよね。僕たちもモータースポーツの楽しさをもっと多くの人に伝えていきたいし、もっとエンタテインメントにしていかなくちゃ。だから、今年の日本レースプロモーションが掲げているコンセプトは、「ヒューマンモータースポーツ」なんです。ドライバーやメカニックエンジニア、一人ひとりのストーリーにスポットを当てて、もっとそれぞれの個性や人間模様を紹介できたら、幅広い人たちに興味を持ってもらえるんじゃないかと思っているんです。

今年から女性ドライバーも加入するし、メカニックエンジニアにもどんどん女性が進出しています。それに、7月のスーパーフォーミュラ富士大会は、女性ドライバー限定のプロレースシリーズ「KYOJO CUP」との共催なんです。大観衆の前で走ると女性ドライバーたちも燃えるだろうし、新たなファンが増えるきっかけになればと思っています。“男の世界”というモータースポーツのイメージをどんどん変えていきたいですね。
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● 近藤真彦

1964年神奈川県生まれ。1979年『3年B組金八先生』でデビュー。翌年『スニーカーぶる〜す』で歌手デビュー以降、『ギンギラギンにさりげなく』や『ミッドナイトシャッフル』など数多くのヒット曲をリリース。1987年『愚か者』で第29回日本レコード大賞・大賞を受賞。2010年第52回日本レコード大賞・最優秀歌唱賞を受賞。
モータースポーツの世界では、1984年の富士フレッシュマンレースでデビュー以来、1988年から1993年まで全日本F3選手権シリーズに参戦。1994年にはル・マン24時間レースにポルシェ・962Cで初参戦。同年全日本GT選手権のGT1クラスにポルシェ・962で参戦し、ポール・トゥ・ウィンで初優勝。以降全日本F3000選手権〜フォーミュラ・ニッポンに参戦。数々の記録を残す。
現在はレーシングチーム「KONDO RACING」のチーム監督として、全日本スーパーフォーミュラ選手権やSUPER GT GT500/GT300に参戦。2023年からは、全日本スーパーフォーミュラ選手権を開催する日本レースプロモーション取締役会長に就任。
還暦を迎える今年は、歌手活動の集大成として全国を巡るコンサートツアーを決行し、60歳の誕生日当日には「日本武道館 Thank you veryマッチ-60th Aniversary 2024.7.19」が控えている。
コンサート詳細 https://www.curtaincall.tokyo/mk_program/

※掲載商品はすべて税込み価格です

■ お問い合わせ

ドルチェ&ガッバーナ ジャパン 03-6833-6099
ボッテガ・ヴェネタ ジャパン 0120-60-1966

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