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2024.04.27

◼︎撮り下ろしカメラレビュー【2】

レトロなボディで機能ギッシリ！ Nikon「Z f」は“デート”スナップ最強カメラです♡

「Nikon」のカメラが今熱い！ ということで、Nikon「Z 8」とNikon「Z f」をフォトグラファー兼ガジェット系YouTuber・中西 学が撮り下ろし写真と共にレビューいたします。今回はNikon「Z f」編をお届け！

CREDIT :

企画・写真／中西 学　文／TOMOKO　編集／平井敦貴（Web LEON）

フィルムカメラの名機がデジタル版で登場！

Nikon「Z f」はデートスナップ最強カメラ！レトロなボディで機能ギッシリ！
▲ クラシカルなボディが人気のNikon「Z f」とキットレンズの「NIKKOR Z 40mm f/2（SE）」。価格はオープン。
2023年末に発売されるや、売れに売れたのがこちらのNikon「Z f」。Nikonを代表する往年のフィルムカメラ「FM2」のデザインを踏襲し、さらにデジタルの最新機能を加えた35mmフルサイズ（FXフォーマット）ミラーレスカメラです。ちなみに「Z f」の「Z」はシリーズ名、「f」は「フュージョン」から取っているそう。名前からも新旧融合のコンセプトが伝わってきます。
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Nikon「Z f」はデートスナップ最強カメラ！レトロなボディで機能ギッシリ！
▲ 左が「Z f」、右が「Z 8」。ともに35mmフルサイズ（FXフォーマット）のセンサーを搭載します。
その特徴はパッと見でもわかるレトロなデザインです。フィルム時代からのカメラ好きなら「Nikonと言えばコレ！」と感じるのではないでしょうか？ といっても「Z f」が人気なのはそんな往年のファンだけじゃなく、このボディに「エモさ」を感じる幅広い支持があるからこそ。私の周りでは意外にも若い女性のウケが抜群です。そう、つまりは往年のオヤジがこのカメラを持てば鬼に金棒、最強に“モテる”ってわけなんです。

ということで前回の「Z 8」に続き今回は、そんな「Z f」の魅力を撮り下ろし写真を交えながらご紹介していきましょう！
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キットレンズが秀逸！ カフェの雰囲気まで切り取ります

Nikon「Z f」はデートスナップ最強カメラ！レトロなボディで機能ギッシリ！
▲ Nikon Z f＋NIKKOR Z 40mm f/2（SE）で撮影。（f2、シャッタースピード1/1000秒、ISO感度500）
「Z f」のボディサイズは「Z 8」よりひと回り小さいながらもしっかりとした重みがあり、マグネシウム合金と人工皮革の質感はよく手に馴染みます。ボディのみでも購入できますが、オススメは「NIKKOR Z 40mm f/2（SE）」のキットレンズ付き。レンズの重さは約170gなので、カメラ本体（約710g※）と合わせても1kg以下に収まるんです。これならどこにでも持ち運びしたくなりますね。
※バッテリーおよびメモリーカードを含む、ボディーキャップ、アクセサリーシューカバーを除く重さ。
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Nikon「Z f」はデートスナップ最強カメラ！レトロなボディで機能ギッシリ！
▲ Nikon Z f＋NIKKOR Z 40mm f/2（SE）で撮影。（f2、シャッタースピード1/1000秒、ISO感度500）
特にこのカメラで撮りたいのは落ち着いた雰囲気のカフェ。40mmという画角は広すぎず狭すぎずカフェの空気感を伝えるのにぴったり。ここではお洒落な頭上のライトを主題に撮影してみました。電球のピント部分はシャープで、f2と明るいレンズのためボケ感もバッチリです。 あのコとの日常デートも「Z f」なら雰囲気よく残せます。
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  • ▲ Nikon Z f＋NIKKOR Z 40mm f/2（SE）で撮影。（f2、シャッタースピード1/1000秒、ISO感度500）

  • ▲ Nikon Z f＋NIKKOR Z 40mm f/2（SE）で撮影。（f2、シャッタースピード1/2000秒、ISO感度500）

  • ▲ Nikon Z f＋NIKKOR Z 40mm f/2（SE）で撮影。（f2、シャッタースピード1/1000秒、ISO感度500）

  • ▲ Nikon Z f＋NIKKOR Z 40mm f/2（SE）で撮影。（f2、シャッタースピード1/2000秒、ISO感度500）

また、このレンズの最短撮影距離は29cmなので被写体にグッと寄って撮影することができます。カフェのスイーツやお洒落な小物などテーブルフォトにもうってつけですね。クリアで柔らかな描写力はSNSでもパッと目を引くこと間違いありません。カワイイ写真を撮ってシェア、なんて使い方も余裕です。
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専用レバーでモノクロ写真に一発切り替え！ 物理ダイヤルで操作感も楽しめる

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  • ▲ Nikon Z f＋NIKKOR Z 40mm f/2（SE）で撮影。（f2、シャッタースピード1/2000秒、ISO感度100）

  • ▲ Nikon Z f＋NIKKOR Z 40mm f/2（SE）で撮影。（f2、シャッタースピード1/2000秒、ISO感度100）

  • ▲ Nikon Z f＋NIKKOR Z 40mm f/2（SE）で撮影。（f2、シャッタースピード1/2000秒、ISO感度100）

  • ▲ Nikon Z f＋NIKKOR Z 40mm f/2（SE）で撮影。（f2、シャッタースピード1/2000秒、ISO感度100）

スペックを見てみると、2450万画素の裏面照射型CMOSセンサーに、画像処理エンジンには「Z 9」や「Z 8」と同じ「EXPEED 7」を採用。高い被写体検出機能を備え、動画撮影時でもターゲット追尾AFを設定すれば、動く被写体をスムーズに追い続けることが可能です。

また「Z 8」と同じく「Z f」でも採用された“ピクセルシフト撮影”では、最大約9600万画素という圧倒的な高解像度かつ自分のこだわりの色表現を施すことが可能に。撮るのが本当に楽しいんです。

そして「Z f」の何より面白い点は「B&W」というモノクロ専用レバーが追加されたこと。街中や日常の何気ないシーンも一瞬にして趣のあるアーティスティックな作品に仕上げてくれます。たまには趣向を変えてモノクロで撮影してみると、いつもとは違った彼女の表情を切り取ることができるかもしれません（笑）。
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Nikon「Z f」はデートスナップ最強カメラ！レトロなボディで機能ギッシリ！
▲ 本体上部にはダイヤル類が並びます。
ISO感度、シャッタースピード、露出補正の各ダイヤルは独立しており、使いやすさと使っている時の心地良さを追求したといいます。素材には真鍮が採用され“フィルムカメラらしさ”がここにも表されているんです。シャッタースピードダイヤルの下には「動画」「静止画」「静止画B&W」のモード切り替えレバーが配置され、一瞬でチェンジできます。
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「重さ」も味に変えてしまう描写力

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  • ▲ Nikon Z f＋NIKKOR Z 40mm f/2（SE）で撮影。（f2、シャッタースピード1/125秒、ISO感度200）

  • ▲ Nikon Z f＋NIKKOR Z 40mm f/2（SE）で撮影。（f2、シャッタースピード1/250秒、ISO感度200）

  • ▲ Nikon Z f＋NIKKOR Z 40mm f/2（SE）で撮影。（f7.1、シャッタースピード1/4000秒、ISO感度400）

  • ▲ Nikon Z f＋NIKKOR Z 40mm f/2（SE）で撮影。（f2、シャッタースピード1/125秒、ISO感度200）

  • ▲ Nikon Z f＋NIKKOR Z 40mm f/2（SE）で撮影。（f2、シャッタースピード1/250秒、ISO感度200）

  • ▲ Nikon Z f＋NIKKOR Z 40mm f/2（SE）で撮影。（f7.1、シャッタースピード1/4000秒、ISO感度400）

この日は天候が悪かったのですが、その重い空気も“味”に変えてしまう描写力です。スマホのカメラはそのまま撮影すると自動補正で明るくクリアになる一方、“重さ”を表現するにはやや不向きな一面も。濃淡のある雲や重厚感のある被写体を写すには、大きなセンサーやキレのある明るいレンズがやはり有利です。
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Nikon「Z f」はデートスナップ最強カメラ！レトロなボディで機能ギッシリ！
▲ Nikon Z f＋NIKKOR Z 40mm f/2（SE）で撮影。（f2、シャッタースピード1/60秒、ISO感度250）
夕暮れ時の桜も露出を抑えて撮影すれば“重み”を感じさせる一枚に。それでいて開放f値は「2」で明るくボケが効いているので柔らかな印象を与えます。
Nikon「Z f」はデートスナップ最強カメラ！レトロなボディで機能ギッシリ！
▲ Nikon Z f＋NIKKOR Z 40mm f/2（SE）で撮影。（f2、シャッタースピード1/30秒、ISO感度320）
手前と奥のボケ表現が立体感を生み出します。レトロな雰囲気や渋めの被写体にハマるので、歴史を感じさせる建物や遺跡、寺社仏閣などを撮影するのにも向いてます。デートで訪れたスポットも「Z f」なら空気感ごと残しておくことができるんです。
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Nikon「Z f」はデートスナップ最強カメラ！レトロなボディで機能ギッシリ！
▲ Nikon Z f＋NIKKOR Z 40mm f/2（SE）で撮影。（f2、シャッタースピード1/4000秒、ISO感度400）
手ぶれ補正も秀逸で「Z」シリーズで最も優れた8段分の揺れを抑えてくれます。手持ちでのスナップ撮影もこれなら安心ですね。また動画撮影での電子手ぶれ補正も向上したので、ムービー派にもオススメです。
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実はカラバリも豊富!? お洒落と機能を両ドリします

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  • ▲ 本体素材はマグネシウム合金と樹脂製。

  • ▲ 液晶モニターはバリアングル式。

  • ▲ バッテリー持ちも良好。

  • ▲ 本体素材はマグネシウム合金と樹脂製。

  • ▲ 液晶モニターはバリアングル式。

  • ▲ バッテリー持ちも良好。

本体素材はマグネシウム合金と樹脂を組み合わせ、軽量で高い強度を誇ります。さらには「Z 8」と同等の優れた防塵・防滴性能、0℃までカメラの動作保証など、堅牢性と信頼性が高いのもポイント。

記録メディアはSDカードに加えてmicroSDカードに対応するダブルスロットを実現し、画像データをリアルタイムでバックアップできるなど安心して撮影に集中できます。もはやプロ機に匹敵する性能です。
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Nikon「Z f」はデートスナップ最強カメラ！レトロなボディで機能ギッシリ！
また「Z f」はボディの皮（人工皮革）を張り替えできるサービス「プレミアムエクステリア」により、オリジナルの黒の外装からセピアブラウン、インディゴブルー、ストーングレー、モスグリーン、サンセットオレンジの5色（ニコンダイレクト限定のボルドーレッドを含めると6色）に交換が可能。ファッション性にまでこだわる皆さまには嬉しいのではないでしょうか。ちなみにこの「プレミアムエクステリア」は期間限定サービスなので気になる方はお早めに。

デートスナップ最強カメラこと「Z f」──お洒落な見た目はもちろん、高い描写力を保持するのでカメラを本格的に始めたい人にもオススメです。ぜひ“モテる”カメラとしてお見知りおきを。
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中西 学（なかにし まなぶ）

● 中西 学（なかにし まなぶ）

写真家。日本の美を世界に発信したいと思い写真を始める、風景や人々の営みを写真や動画を通じて海外にSNSを通じて発信することを志している。ドローンやVRなど最新機材を使いこなし動画クリエーターとしても 活動し60秒以内で作りあげるショートムービーなど数多く手掛ける。
http://www.ukphoto.co/
https://www.youtube.com/user/glicosmile
・公益社団法人 日本写真家協会 正会員
・一般社団法人 日本UAS産業支援振興協議会 会員(JUIDA)
・Microsoft CERTIFIED Trainer
・dji CAMP Specialist

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