Drivers' LEON

第113回 「未来のクルマ開発の最新事情」

クルマが映す未来のカタチ

クルマが映す未来のカタチ

Drivers’ LEON

クルマが映す未来のカタチ (1/4)

※本特集は2016年11月号で掲載した企画の抜粋です。

15年前の創刊当時から、ずっとクルマに寄り添ってきたLEON。
その姿勢は今後も変わらないがテクノロジーの進化にともないクルマ自身が年々、変貌を遂げているのも事実。
未来のクルマはいったいどんなカタチをしているのか――? 自動車界の最新ニュースから、その姿を追ってみた。

多様な液晶ディスプレイがクルマの未来化を加速

自動車のIT化がすさまじい。いまやクルマは移動するための道具でなく、ネットと接続され膨大な数のセンサーでさまざまなデータを取り込み、それらを演算してドライバーに必要な情報を提供したり、場合によってはクルマ自ら意思をもって行動してくれるまでになった。つまり、単なる機械という枠組みをはるかに超えて、高度に知的化された情報機器と呼んでもおかしくないほどの進化を遂げているのだ。

例えば、電気自動車としては異例の航続距離を誇るテスラ・モデルSはセンターコンソール部に17インチの巨大ディスプレイを配置。タブレット感覚でこのスクリーンを操作すれば、オーディオやエアコンのコントロールができるのはもちろんのこと、車両のエネルギー消費量や航続距離予測、さらにはスケジュールまで表示することが可能で、スケジュールに登録された内容をナビの目的地設定に活用することもできる。それらはスマートフォンからも操作可能で、まさにIT化された自動車の象徴的存在といえるだろう。

TESLAテスラ

巨大ディスプレイでクルマとコミュニケーション

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最先端電気自動車メーカーはクルマのIT化にも注力
テスラのキャビンでまず目を引くのが17インチの大型ディスプレイ。タブレット感覚で操作すれば、車両設定を含む操作のほか各種情報が確認できる。テスラの場合、クルマはソフトウェアを収める単なる受け皿に過ぎず、ネット経由でプログラムをアップデイトさせればクルマのスペックがさまざまに変化。現在、日本各地にテスラのEVスタンドが急速増加中だ。

新型BMW7シリーズのコントロール系もユニークだ。ロックの解錠やエンジンの始動に用いるキーにタッチスクリーン式ディスプレイを装備することで、走行可能距離やドアとウインドゥの状態を離れた場所からでも確認できるように。しかもオプションの“リモート・コントロール・パーキング”を装備すれば、車外から指先ひとつでクルマをコントロールし、クルマを駐車スペースから出し入れさせることも可能(ただし進入角度が10度以下の場合)。まさに“未来からやってきたクルマ”という言葉がぴったりだ。

BMWビー・エム・ダブリュー

ついにクルマのキーにディスプレイが装備

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車外から自動駐車をコントロールできる新型7シリーズ
小ぶりのスマホの大きさで、手に持つとずっしりと重い新型7シリーズのキー。その表面に設けられたタッチスクリーンを介して各種の車両情報が入手できるだけでなく、オプションながらなんと自動駐車まで可能。幅方向の余裕が少ない駐車スペースで先にクルマから降りて、クルマ自身を前進させて狭い場所にもぴったりと駐車させることができるのだ。

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Mercedes-Benz [メルセデス・ベンツ]

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