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2022.11.10

腕時計の“パンダ”って何? 正統派と可愛さの合わせワザです

時計に“パンダ”と呼ばれるジャンルがあることをご存知でしょうか。そう、白文字盤に黒のインダイヤルをあしらったクロノグラフのこと。元来男っぽいクロノグラフがどこか愛嬌を獲得し、女性ウケもかなりいいんですよ。

CREDIT :

写真/島本一男(BAARL) 文/吉田 巌(十万馬力)

視認性を高める策が女性のハートも掴む!? 

▲ 「スピードタイマー SBDL085」ソーラークオーツ、SSケース×ブレスレット、10気圧防水。7万4800円/セイコー プロスペックス(セイコーウオッチお客様相談室)
白黒のカラーリングで人気を集めるパンダ。腕時計にも“パンダ”と呼ばれるジャンルがあるのをご存知ですか? 白文字盤に黒のインダイヤルをセットして、まるでパンダのような配色としたクロノグラフのことです。あたかもパンダのような顔に見えることから、その愛称で呼ばれるようになったのです。

実はこちら、けっこう昔からある配色で、手巻きのデイトナをはじめ、60〜70年代のクロノグラフによく見られたカラーリング。レーシングやコックピットでの視認性を高めるための策だったんでしょう。

パンダダイヤルの魅力は視認性の高さだけでなく、どこか愛らしく、ノーブルな雰囲気さえ漂うところ。ノスルタジックな風味もなんとなく増すような……。「その時計、なんかパンダっぽい?」なんて言われたらしめたもの。

元来クロノグラフは男っぽいジャンルですが、えてして男は無骨なだけじゃモテないもの。そのあたりをわかっている方には、絶好の選択ですよ。
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◆ セイコー プロスペックス 

名作のイメージを投影したコンパクトなソーラークロノ

▲ 「スピードタイマー SBDL085」ソーラークオーツ、SSケース×ブレスレット、10気圧防水。7万4800円/セイコー プロスペックス(セイコーウオッチお客様相談室)
▲ 「スピードタイマー SBDL085」ソーラークオーツ、SSケース×ブレスレット、10気圧防水。7万4800円/セイコー プロスペックス(セイコーウオッチお客様相談室)
セイコーのクロノグラフのマイルストーン、スピードタイマーを受け継ぐ新コレクションのパンダクロノ。なんとこの佇まいでソーラーウォッチ。3つのインダイヤルが太陽光を集めるソーラーパネルになっているのですよ。

ケース径39mmと比較的小ぶりなプロポーションのため、幅広いスタイルにすんなり馴染むのも本モデルのポイント。ちなみにこのデザインは1969年に発表された名作1969 スピードタイマーの特徴的な造形からインスパイアを受けたもの。

もちろん、随所のディテールは大胆にアレンジされており、カーブサファイアガラスや、ダイヤル表面に施された光の反射を抑える砂目調パターンなどにより、高級感も段違い。装いの格上げに効くスタイリッシュなクロノグラフをお探しなら、間違いのない一本です。
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◆ タグ・ホイヤー 

自社製フライバッククロノを積んで伝説のパンダが復活

▲ 「オータヴィア 60周年アニバーサリー フライバック クロノグラフ」自動巻き、SSケース(42mm)、アリゲーターストラップ、100m防水。81万4000円/タグ・ホイヤー 
▲ 「タグ・ホイヤー オータヴィア 60周年アニバーサリー フライバック クロノグラフ」自動巻き、SSケース(42mm)、アリゲーターストラップ、100m防水。81万4000円/タグ・ホイヤー 
オートモービル(自動車)とアヴィエーション(航空)という、当時ブランドの歴史を支えていたふたつの柱を組み合わせて名付けられた伝統のクロノグラフコレクションオータヴィア。こちらはその誕生60周年を記念して作られたスペシャルモデルです。

搭載するのは自社製のCal.ホイヤー 02 COSCフライバック ムーブメント。レース場でのラップ計測に役立つフライバック機能の搭載は、レースの世界と深く関わってきたタグ・ホイヤーの歴史とも深くリンクします。

デザインは1960年代にごく少数のみ発売された希少なパンダダイヤルへのオマージュで、6時位置のインダイヤルを文字盤同色のシルバーとし、二つ目っぽく見せているのがナイス。なお、フェイス全体をぐっと引き締めるブラックの両方向回転ベゼルはセラミック製。美しく煌めき、時計にラグジュアリーな色気を付加しています。
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◆ ブライトリング 

40'sのクラシックなムードが薫る洗練フェイス

▲ 「プレミエ B01 クロノグラフ 42」自動巻き、SSケース(42mm)、アリゲーターストラップ、100m防水。100万1000円/ブライトリング(ブライトリング・ジャパン)
▲ 「プレミエ B01 クロノグラフ 42」自動巻き、SSケース(42mm)、アリゲーターストラップ、100m防水。100万1000円/ブライトリング(ブライトリング・ジャパン)
ブライトリングのクラシックなクロノグラフといえば、誰もがすぐに航空回転計算尺を装備したナビタイマーを思い浮かべると思います。“身に付ける計器”としての魅力がオトコ心をくすぐる傑作ですが、一方でもう少しシンプルなデザインをお求めの方にぴったりなのが、1940年代にウィリー・ブライトリングが設計したモデルをルーツとするプレミエコレクション。

すっきりとした顔立ちで、二つ目レイアウトや角形プッシュボタン、ケースサイドの溝などよりクラシックなディテールを備えているのが魅力です。なかでも狙い目は、ご覧の白×黒のパンダ配色。クールさと愛らしさを併せ持ち、冬のモノトーンスタイルの締めにもバッチリです。
※掲載商品はすべて税込み価格です

■ お問い合わせ

セイコーウオッチお客様相談室 0120-061-012
LVMHウォッチ・ジュエリー ジャパン タグ・ホイヤー 03-5635-7054
ブライトリング・ジャパン 0120-105-707

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