2022.02.23

彼女と思い出作れる「絶景露天風呂の宿」【２】

大好きな彼女と一緒に温泉♡って最高のシチュエーションですよね。でもそれはアナタじゃなくて彼女のため。すでにそれなりの関係であればこそ、時にはリフレッシュが必要。その点、温泉は最強！絶景とグルメと貸切風呂で、彼女の気分をてっぺんまで盛り上げちゃってくださいませ。そのための最高の宿をご紹介いたします。

CREDIT :: 文／長谷川あや

どうせ彼女と温泉に行くなら、一緒にお湯につかりたい！というわけで、旅ライターの長谷川あやさんが「デートで温泉に行ったのっていつだったっけ？」と戸惑いつつも、客室露天風呂付の温泉をピックアップしてくれました。お湯の良さにもこだわりつつ、きっと素敵な時間を過ごせること間違いなしの温泉宿ですぞ。

■ 壱岐リトリート海里村上（長崎）

神々の島で、穏やかな海を眺めながら高濃度温泉に浸る

2020年にリブランドした「壱岐リトリート海里村上」は、全12室、すべてオーシャンビュー、そして源泉露天風呂付の湯宿です。まず、敷地内に入った瞬間、日本の夕日百選に選ばれた湯本湾の絶景に度肝を抜かれるはず。実はこちらのお宿、晴れた日には遠く対馬まで臨むことができるという、そのドラマティックな景観を、客室はもちろん館内のありとあらゆる場所から楽しむことができるのですよ……。

そして、敷地内から湧き出る自家噴泉を、加水や温度調節なしで客室に届けてくれるというのがまた、すばらしい！夕暮れ時はもちろんですが、吸い込まれそうな蒼さの日中や、漁火が灯る夜景も、控えめにいってサイコー。ほんと時間が許せば、彼女とふたり、約1700年前から湧出していたと伝えられている黄金色の湯に抱かれながら、ず～っと海を眺めていたくなる、そんな宿です。

で、客室の露天風呂や大浴場と別に、貸切風呂（有料）もあるのですが、こちらも素敵でして。

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壱岐出身の総支配人兼料理長が手がける、天然アワビやウニ、壱岐牛など壱岐の旬の食材をふんだんに使った料理も好評です。玄界灘沖に位置する壱岐の恵みを、ぜひ味わい尽くしてくださいませ。

日本国土誕生の際にできた島の一つといわれ、1000もの神社や祠がある壱岐は、古来「神々の島」と呼ばれている、歴史とパワーあふれる島。見どころいっぱいですが、こちらにステイしている間は、どっぷりおこもりを推奨します！と言いつつ、せり見学やフィッシングなど、壱岐ならではの時間が楽しめるアクティビティも用意されていて、こちらも楽しかったりします。ま、思い思いの時間を過ごしちゃってくださいってことです（笑）。

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▲ ボードゲームも揃えた大人のラウンジで過ごすひと時も素敵ですよ！
▲ せり見学は、「せり権」を持つ総支配人兼料理長が同行してくれる同施設ならではのアクティビティ。始まる前に水揚げされた魚を確認して欲しいものがあれば、それをせり落としてくれ、その魚を自宅に郵送、連泊であれば、料理して提供してくれます。

▲ ボードゲームも揃えた大人のラウンジで過ごすひと時も素敵ですよ！
▲ せり見学は、「せり権」を持つ総支配人兼料理長が同行してくれる同施設ならではのアクティビティ。始まる前に水揚げされた魚を確認して欲しいものがあれば、それをせり落としてくれ、その魚を自宅に郵送、連泊であれば、料理して提供してくれます。

■ 壱岐リトリート海里村上

住所／長崎県壱岐市勝本町立石西触119-2
HP／https://www.kairi-iki.com/
TEL／0920-43-0770
料金／4万9500円～（2名1室利用時の1名料金、2食付、税サ込）

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■ 妙見石原荘（鹿児島）

源泉100％かけ流しのフレッシュな湯を心ゆくまで

しばらく前になりますが、こちらの宿の、フレッシュな湯に触れた瞬間の心地良い感覚は今も鮮明です。霧島山系から流れ出る天降川沿いの、1万坪の広い敷地内に源泉は7つ。その源泉の近くに湯船を作り、地中から溢れ出すお湯を、空気に触れさせることなく、生まれたままの状態で、浴槽に運ぶ工夫を施しているのだとか……。ちょっとすごくないですか⁉

それぞれ趣きが異なる客室はどれも魅力的ですが、今回、特にご紹介したいのは、2007年に誕生した「石蔵」の中の客室。米倉を移築した新館は、食事処と、源泉100%かけ流しの露天風呂を有する4つの客室を備えています。そのすべての客室は川に面していて、バルコニーには露天風呂が鎮座！ときめくでしょ（笑）？ちなみに、2021年秋には、本館に120㎡の広さを誇る新客室「瑠璃紫」もオープンしています。

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とはいえ、部屋にこもっている場合じゃありませんよ！ “の”の字型の浴室が魅力の有料の貸切露天風呂「睦実の湯」は、住宅の名手・中村好文氏の設計。川べりの「椋の木野天風呂」は混浴ですが、女性には湯浴み着が用意されているので、彼女と一緒に、名湯に浸かりながら渓流と一体化するという希少な体験ができちゃいます。押しも押されもしない名湯を、ぜひさまざまな角度から味わってください！

■ 妙見石原荘

住所／鹿児島県霧島市隼人町嘉例川4376
HP／https://www.m-ishiharaso.com
TEL／0995-77-2111
料金／2万5000円～（2名1室利用時の1名料金、2食付、税サ込）、露天風呂付客室は5万円～

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■ 離れの宿楓音（栃木）

箒川を望む絶好のロケーションを誇る一軒宿でしっぽり

「離れの宿楓音（かのん）」は、その名のとおり、10室すべてが離れの湯宿。那須塩原温泉を流れる箒川に面した客室は、吹き抜けの天井、ハンモックがある「離れメゾネット」や、広々とした専用庭園が特徴の「離れ特別室」、「離れ和洋室」、「離れ洋室」など、4タイプ。

すべての客室に備えられた温泉露天風呂には、異なる2本の源泉（畑カッパ源泉・金録源泉）がひとつになり、こんこんと注がれます。客室には、それぞれ庭園、マッサージチェアも付いていて、さわやかな川の風を頬に受けながら、誰にも邪魔されず、ふたりだけの時間を過ごすことができます。

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2021年４月には、新たにロビーラウンジを開設。スパークリングワイン、コーヒーなどを無料で楽しむことができます。生ビールサーバーも備えてあるので、温泉あがりの乾杯と洒落こんでくださいな。料理は、個室ダイニングで、丹精込めて作られ米や自家製野菜、ブランド牛「とちぎ和牛」など、こだわりの食材を使った、目にも美しい「山海懐石料理」に舌鼓を。