2021.07.02
VOL.12「パンチの効いたマイカッターを持とう」
シガーラバーの空旅必需品は「ギロチン」ではなく「パンチ」カッター!
ファッションからカルチャー、旅やホテルからガストロノミーまで、ラグジュアリーライフをテーマに執筆活動を行っているコラムニストの中村孝則さんが、毎回1本のシガーを取り上げてその魅力と楽しみ方をご紹介する連載です。
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文/中村孝則
■ Theme12「パンチの効いたマイカッターを持とう」
先日、シガーラバーの先輩がたいそう悔しがっておられました。エアラインにもよりますが、ハサミタイプだけでなくギロチンタイプのシガーカッターも、ほとんどの場合は機内持ち込みが制限されています。筆者も過去に苦い経験があります。シガー好きにとってカッターは必携のアイテムだけに、うっかりは起こりうるもの。その先輩にも提案したのですが、持ち歩きも考慮すると、パンチカッターをオススメします。
パンチカッターの利点はそれだけではありません。ゴミも最小限で、吸い口からシガーの葉の破片が口の中に入る心配も少ない。特に今回ご紹介するようなヘッドの大きなシガーには適したカット方法ともいえるでしょう。唯一の欠点は、ヘッドの尖ったトトルピドタイプのシガーには使えないことでしょうか。
この機会に、パンチカッターを新調されてはいかがでしょうか? そして、コロナ禍が収束し、再び自由に渡航が解禁されたら、ぜひ旅先にシガーを持参して、トラベル&シガーを楽しんでほしいと思うのです。オヤジの復権といったら大げさですが、パンチの効いたシガーで、この閉塞感に風穴を開けてやりましょう。
中村孝則
コラムニスト。世界各地を独自の視点で読み歩きさまざまなメディアでラグジュアリーライフを提案。「世界ベストレストラン50」の審査員も務め世界各地で美食探求の日々を送る。
※価格はすべて税込み価格です
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