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2023.01.25

桐山マキ「おしゃれな保護犬譲渡会やらしてもうてます」

ファッションモデルとして活躍する桐山マキさんの家族はパートナーと3頭の犬たち。実はそれぞれ保護犬だった3頭にはそれぞれのクセがあり……にぎやかな生活と真剣に取り組む保護犬活動について聞きました。

CREDIT :

文/秋山 都 写真/平郡政宏 撮影協力/コマザワパークカフェ

3頭の保護犬と暮らす、桐山マキさんのカラフルな日常

桐山マキ 保護犬
▲ 3頭の愛犬と桐山マキさん。愛犬家に人気の「コマザワパークカフェ」にて。
モデルとして企業広告やファッション誌で活躍する桐山マキさん。俳優として活躍するパートナーとふたりでおだやかな暮らしを楽しんでいる……と思いきや、その生活は意外にもテンヤワンヤ、いえ、にぎやかなものだそう。

ふたりの生活を楽しく彩っているのは3頭の犬たち、実はみんな異なるところからレスキューされた保護犬だそうなのです。
桐山マキ 保護犬
▲ 繁殖犬として働いていたぶーちゃんをボランティアで一時預かりしている桐山マキさん。
約束をしていたカフェに3頭の愛犬とともに現れたマキさん。たったひとりで3本のリードをもつのはなかなか大変なはずですが、難なくこなしているからビックリ! これはかなりの犬慣れしている方とお見受けしました。

「私は大阪出身なのですが、母が大の犬好きでして、30年以上前から保護犬を飼っていたんです。当時はまだ保護犬という言葉もなかったけれど、何らかの事情で飼い続けられなくなったワンコを母が引き取ってきたんだったかな。私が寂しかったり、悲しかったりして泣いていると、そのワンコがスーッとそばに来て寄り添ってくれるんです。だから私にとって犬は友達でもあり、家族でもあり。いつもそばにいて苦楽をともにしてくれる大切な存在でした」
桐山マキ 保護犬 ココワカメ
▲ 宮古島で野犬生活を送っていたココワカメちゃん。引き取ってから慣れるまで少々時間がかかったけれど、今は他の2頭とも仲良し。
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「その愛犬を16歳で失って、ペットロスに襲われました。いつかはまた犬と暮らしたい、と考え続けていて、でも飼うならペットショップで買うのではなく、やはり保護犬を迎えたい。そう思ってまずは小春を『ペットのおうち』という里親募集サイトから迎えました。次に来たココワカメは宮古島の野犬だったバックグラウンドがあるので、人になかなか慣れてくれず、ちょっと大変でした。そこに3頭めのぶーちゃんが一時預かりとして我が家にやってきたんですが、それを機にココワカメが心を開いてくれるようになって。保護犬は虐待やネグレクトなど複雑な過去を持っているコも多いので、辛抱強く接してあげることが大切だと思っています。距離感を急いで縮めようとせず、時間をかけて少しずつ歩み寄ったほうがいいんだなって」
桐山マキ 保護犬 小春
▲ 最初に引き取った小春ちゃんはフレンチブルドッグ、推定7歳。
「この犬たちに出会うまでに保護犬の譲渡会も数多く見にいきました。すると虐待されたり、遺棄された犬たちの怖がって怯えた様子にショックを受けてしまって。実家で飼っていた保護犬の比ではないほど、パニックに陥っている犬もいるんです。その経験から、何か自分でもアクションを起こしたいと思うようになりました」
桐山マキさん
▲ エレガントな雰囲気ながら、快活におしゃべりしてくれた桐山マキさん。
「まずこれまでの譲渡会では、開催されている場所が遠いことが多いんです。アクセスが悪くて、行くのが一日仕事になってしまう。次に、会場が狭くて、ちょっと暗い雰囲気(笑)。せっかく新しい家族を迎える場なのに、出会いがしょんぼりした雰囲気だと、なんだか晴れやかな気分になれないじゃないですか。それなら自分が行きたくなる譲渡会を主催してみようと考えたのが、保護犬譲渡イベント『WOLF LADY』のきっかけでした」
桐山マキ ぶーちゃん
▲ 窓の外を見つめ、何やらもの想にふけるぶーちゃん。
「『WOLF LADY』のこだわりはまずロケーション。ファッショナブルな印象の強い青山・表参道で開催しています。次に明るく、おしゃれな雰囲気であること。ペットグッズはもちろん、人間用のファッションや雑貨を扱うブランドさんにも出店してもらい、今、犬を飼っている人も、飼っていない人も気軽に入れる雰囲気をめざしています」
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3カ月に1回のペースで開催し、昨年12月に行われた回では1日で820名もの人が集まったという譲渡会「WOLF LADY」。驚かされるのは、通常イベントに出店するブランドや店舗、保護犬団体が支払うテナント料は一切発生せず、会場費などのコストはすべてがマキさんの私財で賄われているという点です。
桐山マキさん WOLF LADY スマホケース
▲ 小春ちゃんをモデルにしたロゴマークが目印の「WOLF LADY」。次回は春に開催予定。
「いつまで持ち出しで続けていけるかわからないんですが(笑)。いろんなブランドさんとコラボレーションアイテムをつくり、私がモデルを務めながらこのイベントで販売することで収支のバランスをとろうとしています。よく、保護犬活動をしていると言うと『犬を幸せにしてあげてえらいね』と言葉をかけてもらうことが多いのですが、そうではなくて、私が犬たちに幸せにしてもらっているんです。だから、これは犬たちのためだけではなく、自分のためにやっていること。おしゃれな譲渡会『WOLF LADY』でひとりでも一頭でも、多くの人や犬と、一緒に幸せになりたいです」
桐山マキ

● 桐山マキ

インスタグラム@maki_kiriyama
Youtubeチャンネル@maki_kiriyama

桐山マキ WOLF LADY

■ WOLF LADY

次回は2023年3月11日11:00~17:00ワールド北青山ビルにて開催予定。
インスタグラム@wolf__lady__

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