2018.05.11

デキる男ほど、スーツの似合うカラダをもっている!

ここ日本でも、社会的な成功とカラダの管理能力は正比例するよう。高い地位と収入を手に入れた3人のビジネスエリートに、ワークアウト事情やモチベーションキープの方法を取材しました!

CREDIT :

取材・文/アキヤマケイコ 写真/椙本裕子、福本和洋(マエティコ) 表作成/武田夕子

■ まずは、こちら3人の後ろ姿をご覧ください。
null
null
null
「スーツは背中で着るもの」なんて言いますが、こちらの方々の後ろ姿を見れば納得でしょう。ピシッと伸びた姿勢、筋肉を感じさせる肩周り、締まった腰回りと張りのあるヒップ……。隙なくキマッているスーツ姿は、いかにも“デキる男”ですよね。
 
実際、こちらの方々は、高い地位と収入を手に入れているビジネスエリートたち。そしてこのスーツ姿は、多忙な仕事の合間を縫って行っている、ワークアウトの賜ものでもあるのです。そう、「カラダをきちんとマネジメントできる人=成功者」という認識は、ここ日本でも当たり前に。それを体現した方々の、ワークアウト事情やモチベーションキープの方法を伺いました!
PAGE 2

■ 小野寺正道さん(大手電機メーカー 営業部長/55歳)

週3回“追い込み過ぎない”トレーニングで、体型をキープするビジネスマン

null
● 身長:177cm 体重:74kg 体脂肪率:22%
● 目標:アルペンスキー競技に復帰
ピンストライプのグレースーツがお似合いの小野寺正道さん。オーソドックスなスタイルながら、長身としっかりとした胸板で着こなすスーツ姿に、信頼感と貫禄が漂います。大手電機メーカーの営業部で部長を務める小野寺さんのクライアントは官公庁中心ということもあり、仕事はかっちりとしたスーツスタイル。いかにも着慣れている感じもカッコいいですね。

小野寺さんが、本格的にワークアウトを始めたのは、約8年前。学生時代は、陸上競技やアルペンスキーの選手として活躍したスポーツマンでしたが、就職してからは本格的な運動からは遠のき、かつては70kgだった体重が80kg近くに。
「会社の健康診断で注意を受けるほどになり、まずいなと。そんなとき、自宅近くにスポーツクラブ『ルネサンス経堂』ができたので、これを機にカラダを絞ろうと決めました」
運動は苦にならないタイプだったものの、仕事をしながらジムに通う時間を捻出し、しかも定期的に通うペースをつかむには、数年、かかったそうです。

「最初は何がなんでも週3回はジムに行かなきゃと頑張ってみたり、糖質制限をしたりしていたんですが、あまり追い込みすぎると続かないなと。いまは、ジムに行く曜日は決めているものの、仕事で行けないときは諦めます」

ご飯の量は減らし気味にしているいっぽう、飲み会にも行くし、ときにはラーメンも食べるのだとか。自分にとって“イイ塩梅”が分かるようになりました」
PAGE 3

グループエクササイズ&ランニングが中心メニュー

現在は、平日夜に2回、土日に1回のペースでワークアウト。ジムのグループエクササイズ「Group Power」(バーベルとステップ台を使う筋力トレーニングを取り入れたプログラム)に参加した後、トレッドミルで走るのがルーティンですが、土日にはジムのランニングサークルのメンバーや自分の友人と、外へ走りに行くこともあるとか。仲間をもつのも楽しく続けるコツのようです。
null

毎朝、起床直後に1分間のコアトレーニングも!

ワークアウトをする平日のスケジュール。起床直後は、うつ伏せのまま体幹トレーニングを1分程度行なうとか。ワークアウトは夜なので、夕飯のエネルギーも就寝までにすっかり燃焼。心身ともにスッキリして、翌朝までグッスリと眠れます。

「おかげで、いちばん痩せたときで72kg、いまは74kgくらいで安定しています。以前着ていたスーツはブカブカになったので、ここ数年は麻布テーラーのセミオーダーで、少しずつ作り直しています」
広背筋や大胸筋が鍛えられており、肩から胸のラインが美しいことで、スーツ姿もすっきり。顔も小さく、脚も長く見えます。こんな素敵な上司なら、仕事も頑張れそう。

「女性社員や取引先の女性からの視線は変わりましたか?」の問いには、笑顔でノーコメントでした!
null

■ スポーツクラブ&スパ ルネサンス経堂

有酸素系から筋トレ系まで豊富な種類のマシン、3つのスタジオ、プールを備えた総合スポーツクラブ。都内の「ルネサンス」のなかでは最大級の規模を誇り、パーソナルトレーニングやスタジオプログラムも充実している。登録店舗のみの店舗会員から、全国のルネサンスが使える全国エリア会員など、会員プランも多彩。

住所/東京都世田谷区宮坂3-1-45
営業時間/月〜木9:30〜23:00、土10:00〜21:00、日・祝日10:00〜20:45
休館日/金曜日(臨時休館日有り)
 
●入会金3000円、会員証発行事務手数料5000円、正会員 月1万2000円(※税別)

URL/https://www.s-re.jp/kyodo/

お問い合わせ/☎03-5426-5080

PAGE 4

■ 小林哲也さん(獣医師/48歳)

多忙を言い訳にしない! マラソン3時間以内を目指すアスリートドクター

null
● 身長:169cm 体重:60kg 体脂肪率:9〜10%
● 目標:マラソンで3時間切り、トライアスロンに挑戦
セオリーのグレーのスーツで爽やかに登場した小林哲也さん。逆三角形の上半身、歩くと筋肉を感じさせる腿周り……と、鍛えられたアスリートのスーツ姿といった感じですが、職業は獣医師。しかも、自身の病院の副院長と、日本で1つしかない「日本小動物がんセンター」のセンター長を兼任、さらに診療業務以外にも年間150件もの講演もこなし、出張や会合も多数、という超多忙なスーパードクターなのです。
ワークアウトする時間なんてあるの!?と思いますが、ほぼ毎朝、ストレッチとランニングを1〜1時間半、月に1、2回は強度の高いトレーニングを行う、ということを続けているのだそう。
 
「時間は作るものだと思っているんです。それに運動をしていたほうが、頭の回転も良くなり、仕事もサクサク進みます。だから苦になりませんね」
PAGE 5

プロコーチの指導で、走りが劇的に向上!

とはいえ、かつて小林さんも体型の変化に悩んだ時期があったとか。「30代の終わり頃、同僚の女性に“ベルトの上にお腹の肉がのってる”と指摘されたんです。当時の体重は68㎏で、それ以前より体重が増えていたわけではなかったのですが、運動不足のせいで、筋肉が脂肪に置き換わっていたんですね」
 
そこで一念発起し、ランニングをスタート。ただし、2年間ほどは自己流で走っていたため、膝や足首を痛めてしまったことも。同時期に当選した東京マラソンは6時間弱で完走しましたが、悔しい思いが残ったそうです。しかし、その後、参加したホノルルマラソンで、プロコーチ青山 剛氏との運命的な出会いが!
「僕の走りを見て、“前腿とふくらはぎを使っていては、タイムは伸びないですよ。 獣医さんであれば、馬がどの筋肉を使って走っているか、思い出して下さい”と指摘されたんです」
 
その言葉にビビッときた小林さんは、青山コーチへの師事を即決。以来、月1回のカウンセリングとトレーニングメニューの指導を受け、実践し続けています。青山メソッドの効果は絶大で、1年でマラソンのタイムは4時間切りを達成。いまでは3時間以内が射程圏内に入るほど。近い将来は、トライアスロンの本格的なトレーニング開始も目指しているそう。
null

多忙な毎日でも、朝のストレッチ&ランが日課

毎朝、「Team AOYAMA」の青山コーチ直伝の静的ストレッチと動的ストレッチでカラダを目覚めさせてランニングするのが日課。平日夜は、通常業務を終えた後も講演会や会議などで帰宅は深夜近くとなり、多忙な日々を送っている。

現在は体重60kg、体脂肪率9〜10%と完全なアスリート体型。スーツは、すべて買い換えたそうです。「人に見せるためではなく、使えるカラダを目指したら、自然にこうなっただけです」と小林さんは謙遜しますが、最近、娘さんから聞いた言葉は、嬉しかったようです。「“付き合うなら腹筋が割れている人がいいな”と。息子も体操をしていて、我が家のオトコは皆、割れている。だから、それが自然だと思ったのかな」

これからもマラソンの目標タイム達成と、カッコいいお父さんを両立させてくださいね!

■ Team AOYAMA

オリンピック選手からトップモデル、子供まで幅広くトレーニング指導を行うプロコーチ・青山剛のメソッドにより、パーソナルコーチング(マンツーマン)を行う。個人の目的・目標に合わせて、トレーニング指導、トレーニング計画の提案、体のメンテナンスまで、全面サポート。

URL/http://team-aoyama.main.jp/team/

PAGE 6

■ 大島進一さんの場合(自動車関連 販売会社 会長/48歳)

フィットネスで体型とライフスタイルを変えた会社会長

null
● 身長:171cm 体重:70kg 体脂肪率:18%
● 目標:体脂肪を15%まで落とす、若い世代にも負けない体力作り
ニール・バレットの黒のスーツとネイビーのシャツで、シックにまとめた大島進一さん。ジャケットは厚みのある肩まわりでラフに着こなし、細身のパンツでスッキリと。実際より長身に見えるスタイルの良さです。
大島さんは、2社の自動車関連会社の会長を務め、スポーツ選手やタレントにも幅広い人脈をお持ち。仕事柄、会食の機会も多く、以前は、体重・体型の管理は大変だったとか。
しかし昨年7月、知人の紹介で暗闇ボクシングスタジオ「b-monster」のフィットネスを体験、以来、週に5回(!)通うほど、どハマりしているそうです。
「音楽に合わせてグループでやるトレーニングなので、クラブ感覚で楽しめるんですが、内容はかなりハードで、45分のレッスンでヘロヘロになる。なのに、華奢な女性が、終わっても平然としていたのを見た時に悔しい気分になり、ますます頑張ろうと」
PAGE 7

健康体になり、趣味のサーフィンにも好影響

熱心に通っている甲斐もあり、いまでは筋肉痛に苦しめられることもなくなったそうです。

「体重は、通い始めて1ヶ月で5kg、現在まで合計8kg減りました。体型もどんどん変わっていったので、洋服はほぼ買い替えになりましたね。腕まわりや胸まわりが締まって筋肉もつき、スーツ姿にもTシャツ姿にも自信が出てきました」
null

週5回、お昼前に集中ボクシングフィットネス

会社に出社後、週5回は午前中に暗闇ボクシングで思いきり汗を流す。朝食を食べないこともあり、ワークアウト後は昼食をしっかり美味しく食べられる。午後はさまざな人たちとの会合や商談、夜には会食をこなして1日が終わる。

「b-monster」へ通うのは、比較的、空いている午前中。それが1日の生活リズムを整えてくれるそうです。
 
続けていることで、寝つきや寝起きも良くなり、健康的に。また、趣味のサーフィンをしていても、体幹がブレなくなったと感じています。
「食べものも美味しくなり、良いことづくめですね。年齢を重ねても、体力があって健康で、若づくりじゃないカッコいい大人でいたい。そういう気持ちと、見た目の結果が、続けるモチベーションになっていますね」
 
若いヒトには負けない、カッコいい大人になる……シンプルですが、ワークアウトの究極の目的は、それに尽きるのかもしれませんね!
null

b-monster 恵比寿店

「暗闇のなかで大音量の音楽に心身を委ね、思いっきりカラダを動かす」ことをコンセプトにしている、格闘技系フィットネス。グループで行う45分のプログラムには、ボクシングの動きを中心に、有酸素運動、インターバルトレーニングなどが組み合わされ、効率的なカラダの引き締めが期待できる。

住所/東京都渋谷区恵比寿西1-6-1本庄ビル2F
営業時間/7:00~23:00
入会金1万5000円(トライアル当日の入会で無料)、デイタイムメンバー月30回・1万5000円。都度利用 1回5000円(税別)もあり。

HP/https://www.b-monster.jp
 
お問い合わせ/☎0570-076-600

“カラダ作り”がもっと気になる方は、コチラもどうぞ!

登録無料! 最新情報や人気記事がいち早く届く! 公式ニュースレター

人気記事のランキングや、Club LEONの最新情報などお得な情報を毎週お届けします!

登録無料! 最新情報や人気記事がいち早く届く! 公式ニュースレター

人気記事のランキングや、Club LEONの最新情報などお得な情報を毎週お届けします!

この記事が気に入ったら「いいね!」しよう

Web LEONの最新ニュースをお届けします。

SPECIAL

    おすすめの記事

      SERIES:連載

      READ MORE

      買えるLEON

        デキる男ほど、スーツの似合うカラダをもっている! | ボディメンテ | LEON レオン オフィシャルWebサイト