【上質】大人が選ぶべき長財布5選。違いはココです

お会計のときなどに、ジャケットやコートの内ポケットから、さっと財布を取り出す。──そんな大人の所作が一番キマるのは、やはり「長財布」をおいてほかにありません。

レザーの上質さがもっとも際立つ長財布は、大人にふさわしい貫禄はいわずもがな、使い勝手のよさも秀逸です。収納力に優れ、お札を折ったり、畳んだりする必要もなく、ひと目でいくら入っているかも一目瞭然ですから。ここでは、ひと目で上質と分かるレザーと優れた機能性をあわせ持つLEON.JP的ベスト5をご紹介します。

上品な色気を醸し出したいならミラノ生まれの「ヴァレクストラ」にお任せあれ。型押しパターンが施されたソフトカーフスキンに加え、独自の染料が何層にも塗り重ねられた黒く光るコバ。ブランドアイコンというべきデザインがえもいわれぬ気品を醸し出します。V字カットされたカードスロットもポイントです。

パスポートも収納できる左の「ラウンドジップ12カード」は、フリーポケット2つとジップ式コイン室など収納力も優秀です。右の「ヴァーティカル 12カード」はスリムなボディに12のカードスロットを装備。

フランスの名門レザーブランド「カミーユ・フォルネ」からは、モダンな5角形のフォルムと艶のあるインディゴブルーが目を引く長財布をピックアップ。メインの素材は最高級のトリヨンレザーで、内側の小銭入れ部分と底マチにはヌバック加工を施したマリーンのアリゲーターがポイント使いされています。重厚感のあるシルバーのジップタブもエレガントなイメージを強めます。

ぱっと見こそスリムな作りですが、収納スペースは充実。札を収めるマチ付きのコンパートメント2つに加え、ジップポケットや2つのオープンポケット、カードスロット8つを装備。

カードスロットを「縦向き」にレイアウトすることで、従来モデルよりも長さを抑えたジーユーディーシリーズの長財布。見た目がすっきりしたうえ、パンツのバックポケットに収めやすい好サイズに生まれ変わりました。ボディにはイタリア・トスカーナの老舗タンナーが手がけたタンニンなめしのカーフを使用。透明感のある色と味わい深いムラ感が特徴です。

日本のお札の長さにぴったり合う2つのコンパートメントは、マチが大きく開くため、出し入れがスムーズにできます。ほかにもジップポケットやオープンポケットも装備。

英国の老舗タンナー、ベイカー社のフルグレインブライドルレザーを前面に使った大型長財布。オークの樹皮から抽出したタンニンを使用し、伝統技法で1年以上の時をかけて鞣された革は繊維密度が高く、ずば抜けた耐久性を誇ります。もちろん経年変化による味わいも絶品級。波形のフラップはホックで留めることができ、内部は総革貼りの豪華仕様に。

札を収納する2つのコンパートメントのほか、ジップポケット、12のカード室など収納力も抜群です。財布底部のササマチ構造によって口が大きく開くため、ストレスなく出し入れが可能です。

「極」と名付けられた日本ブランドの渾身作。光沢のあるくっきりとしたシボのあるレザーは、鎧や甲冑に使用されていた黒桟革（くろざんがわ）と呼ばれるレザーを現代的にアレンジしたもの。姫路伝統の白鞣しで仕上げられた革に職人が本漆を塗り重ねることで、色気溢れる艶が生まれます。内側にはアニリン染めが施された透明感のあるカーフを使用。

表の黒と内側のレッドのコントラストが鮮やか。内側には札入れと計10のカード入れ、2つのポケットが設けられています。波形のカード入れは出し入れがしやすいというメリットも。