【話題】いま、大人のミニバッグは巾着が人気って知ってました？

IT文化が広く浸透し、外出時の持ち物も劇的に変化した昨今。特にバッグの小型化は大きなムーブメントとなっています。

近年のミニバッグといえば、ナイロン製のサコッシュが広い世代にすっかり浸透しましたが、大人の品格を求めるなら、巾着バッグが狙い目！

持ち手自体が入れ口を閉じるストラップを兼ねる巾着は、サイズ感と言い持ちやすさと言い、すべてにおいて按配の良いアイテム。和装に用いる巾着に通じるフォルムゆえに、大人の粋を感じさせるところもポイントです。

そこで今回は、暑い季節の軽装にリッチな重みを盛り込んでくれる、上質なレザー製巾着バッグを集めてみました。

絞り口が印象的な巾着の美観を最大限に演出するため、ソフトなシュリンクレザーを使用。巾着として持つのはもちろん、脱着式のショルダーストラップを取り付け口を搾らず使えば、軽快なショルダーバッグとしても楽しめます。

鮮やかなブルーモデルは、一点取り入れるだけでスタイル全体に爽快感が備わります。

イタリアンバッグの人気ブランドとして知られる「ダニエル＆ボブ」。“P-SACCA”としてデビューした巾着モデルに満を持して苦み走ったカモフラ･モデルが仲間入り。

シボの表情豊かな高級厚レザーを使用しており、手馴染みも抜群です。左右の振り分けストラップでなく、ひとつのストラップをＤ環に通して絞るスタイルは非常に手軽。

さっと持って出掛けられる小振りサイズと相まって、重宝すること確実です。

英国靴の聖地としても知られるノーザンプトン。その地にて1875年にタンナーとしてスタートした「タスティング」は、世界トップクラスのこだわりを持つ革匠です。

ベジタブルタンニンの後アニリン染めを施した厳選レザーに、ナチュラルワックスとストーンポリッシュを加え仕上げた巾着は、豊かなシワ感と光沢がポイント。ごまかしの効かない一枚仕立てが素材使いを保証し、尚かつ軽快に持てるところも魅力です。

ディアスキン（鹿革）は吸い付くような柔らかさが大きなポイント。本体にはもちろん、ストラップにまで希少なディアスキンを奢ったこだわりの新作です。

アンティークの銀行用レザーバッグから発想した本体入れ口のギザ抜き（ピンキング）に加え、強度を考慮し縫い合わせ部分に補強革を挟んで縫製するなど、まさに渾身の仕立て。シンプルでも匂い立つようなクオリティを発する逸品。

本邦における革の名産地、姫路のソフトレザーを使った巾着は、和装袋物の伝統である“合切袋”をベースにショルダーを付けるなど、モダンな工夫を凝らした意欲作。

表にはステッチにて図案化したブランドロゴを、裏地には伝統的な“五三の桐”紋をあしらうなど非常に個性的な仕上がり。サイドジップ付きなので、口を開くことなく内部にアクセスできるところも特徴です。