今夏のマストバイ!? 大人の色気が漂う「モテるシャツ」といえば？

ニット然りスウェット然りカットソー然り、ここしばらくスポーツトレンドからクルーネックのトップスに人気が集中していましたが、ここにきてシャツへの注目度が高まっています。特にこの夏の主役に据えられているのが、開襟シャツ。トップボタンを閉じないオープンカラースタイルは、夏らしい開放感を楽しませてくれます。

ひとくちに開襟シャツといっても、種類は様々。例えば、サファリ系、ボウリング系、キューバ系、ハワイアン系など。どちらにせよ主に夏のシャツとして好まれる襟型です。トップボタンは、排除されているものかもしくはトップだけループ留めになっているタイプの、主に2種類に分かれます。

今シーズンは各ブランドからリリースが相次いでいますが、なかでも注目したいのが色柄。トレンドのフラワー柄やマドラスチェック柄など、夏らしい色柄使いを披露しているシャツが実に豊作なんです。

ビビットな色やアイコニックな柄など、リゾートな空気感に包まれている今春夏シーズン。開襟シャツもそのひとつですが、カジュアルブランドからだけでなく、ドレスシャツ作りで名高いシャツ専業ブランドからのリリースが相次いでいることからも、注目度の高さが伺えます。

開襟で色柄を楽しむとなると難易度が高そうですが、そこがシャツである利点。派手色柄のTシャツはラフさが際立ちすぎてチープに見えがちですが、シャツなら大人の雰囲気をキープ。物だけを見るとカジュアルなようでも、いざ袖を通すと開いた胸元に大人の色気がにじむんです。

滑らかで品良い光沢感のあるコットン生地が、スパイスカラーと相まって夏らしい開放感と上質感を両立させます。タックアウトして着ることが多い開襟シャツですが、長袖&ラウンドカットされた裾によって、タックインしてスッキリ着ることも可能です。

エキゾチックな雰囲気漂うバティック調のプリント柄。開襟仕様や胸ポケットとともに、夏のリゾートスタイルにぴったりな1枚となっています。シルエットはボックス。薄手のコットン生地は実に軽やかで、インパクトのある柄を涼やかに見せてくれます。

開襟シャツならではの爽快な雰囲気をより楽しむには、こんなインディゴブルーはおあつらえ向き。生地もリネン55%にコットンを45%ブレンドした、さらりと軽やかな肌触りに。長袖ですが、カフの長さを狭めているので、軽快にロールアップしても様になります。

今シーズントレンドのフラワー柄は、こんな大柄に注目を。様々な種類のフラワーをコラージュしたインパクトの強いデザインですが、レトロな配色なので悪目立ちしません。シルエットはボックスタイプで、さらにアームも細身なので、意外にも着姿はスッキリとまとまります。

ボタンダウンカラーで名高いブランドも、開襟シャツを展開中。トップはループボタンを採用し、裾はスクエアカット、そしてゆとりのあるアスレチックフィットとアクションプリーツを採用することで、快適な着心地を提供します。素材もさらりと軽快なリネンですしね。

英国クラシックの流れからアメトラが復権を果たした昨今。シャツにおいても、こんなプレッピーなマドラスチェックに注目が集まっています。素材はコットン。アクションプリーツを採用しつつ、開襟とフレンチフロントが大人リゾートな雰囲気に。

南イタリアのブランドらしく鮮やかな色柄使いに定評がありますが、こちらのシャツはかなりインパクトあり。コットン生地にプリントされるのは、南国の風景。ヴィンテージのハワイアンシャツを想起させる柄ですが、ワントーンカラーなので意外にもシックに見せてくれます。

トロピカル度満点な、ボタニカルモチーフの大柄プリント。とはいえカーキをベースにした配色は落ち着いた印象で、ライトベージュのセットアップとも馴染みます。スクエアカットの裾は、もちろんタックアウトで。70年代よろしく襟をラペル上に重ね、開放的かつセクシーな装いにまとめるのが気分です。