2018.11.08

“中級Apple信者”が新型iPad Proを見送ったワケ

新型iPad Proがいよいよ発売されましたが、実は購入を取りやめた“中級アップル信者”の筆者。その理由はiPad Proに代わる2つのアイテムをゲットしたからで…。果たしてそのアイテムとは何なのか? ここでご紹介してまいります!

CREDIT :

文/平井敦貴

欲しかったのは、「ペン」と「カメラ」

こんにちは、LEON.JPの平井です。

以前、本サイトにて「iPhone XSは『買い』か否か」という記事を書かせていただき、その時に「新しいiPad Proを買う予定だから、iPhone XSは購入しない!」ということを高らかに宣言いたしました。で、いよいよ昨日、新型iPad Proが発売されたわけですが…。

大変申し訳ございません。

考えを改め、今回はiPad Proの購入を見送ることにいたしました。その代わりにApple Store新宿に並んで買ったのがこちらになります。
iPhone XS MAX(シルバー/256GB)
iPhone XS MAX(シルバー/256GB)です。

お値段は14万1800円+税で、約15万3000円。ギリギリのタイミングでiPad Proではなくこちらを購入しました。

一体なぜでしょうか?

ということで今回は、なぜiPad Proを購入しなかったのかについて書かせていただこうと思います。まあ簡単に言うと理由は2つで、「ペン」と「カメラ」。この2つにおいてiPad Proの優位性が下がってしまったからなんですね。

どういうことか。それでは早速、説明してまいりましょう!
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充電も電池も不要のローコストタッチペン「ソナーペン」

充電も電池も不要のローコストタッチペン「ソナーペン」
まずはこちらをご覧ください。

こちらはクラウドファンディング「KICKSTARTER」にて出資(購入)した「SonarPen(ソナーペン)」というもの。出資自体は数ヶ月前にしていたのですが、届いたのはiPad Pro発売の数日前のことでした。いつ届くかわからない、それもクラウドファンディングの楽しみの1つだったりします。
充電も電池も不要のローコストタッチペン「ソナーペン」
で、ガジェット製品らしからぬポーチには「The World’s most affordable smart pen(世界で最もお値打ち価格のスマートペン)」と書かれています。ただのタッチペンではありません。スマートペンですから、それなりの機能があります。なお、気になるお値段は最後にお知らせしたいと思います。
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早速、カラフルなポーチを開けると中身はこんな感じです。ペンとペン先と2種類のペンホルダーが入っています。
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ペンを取り出すとこんな感じ。イヤフォンジャック端子のついた有線のケーブルがペンのお尻についています。
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ペン先は透明のパッドがついているタイプです。
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グリップ部分にはスイッチがついています。アプリによっては「戻る」や「消しゴム」などの機能を割り振ることができます。
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で、このソナーペンの最大の特徴は充電も電池も不要というところ。その代わりにイヤフォンジャックでiPadなどと接続すれば、そこから給電が行われ、筆圧感知やボタン操作など「スマートペン」としての機能が使えるようになります。これは画期的です。

また、イヤフォンジャックがついていない機種であれば、Lightning端子とイヤフォンジャックの変換ケーブルを間に挟むことによって使用可能となります。
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ペン先を強く押し込めば筆圧感知によりサイドメニューを表示させることも可能です。
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手書きアプリで文字を書いてみましたが書き心地も悪くありません。また、パームリジェクション機能がついているため、ペンで書いている途中に手や指が画面にタッチしても、ペンの方しか感知しません。非常に便利です。
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また、ペンホルダーは両面テープ式でiPad側に貼るタイプと、Lightning端子に差し込むタイプの2つが付属します。
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背面に貼り付けたペンホルダーにペンをセットするとこんな感じになります。iPad miniよりもペンの長さが短いので収まりが良いです。
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もう1つのペンホルダーはLightning端子に差し込むタイプ。
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こちらはペンがはみ出てしまうのでiPad miniだと微妙ですね。ちなみに、ソナーペンとペンホルダーはマグネット式でくっつくため、安定性はそこそこあります。iPadでよく手書きメモを取る人にとっては、このペンホルダーはなかなか嬉しい付属品ではないでしょうか。

で、これをiPad miniにつけて数日使っていましたら、iPad Proの大きな特徴である「Apple Pencil」が使える、というメリットが自分の中でどんどん薄まっていったんですね。もともとサイズ的にはiPad miniの方が好みだったので、iPad miniで満足いくペンが使えたらそれで充分だろうという結論になったのです。

ちなみに気になるお値段ですが、これだけの性能で、出資した金額はたったの26ドル。3000円弱+送料でした。「The World’s most affordable smart pen(世界で最もお値打ち価格のスマートペン)」は伊達じゃなかったです。

現在、クラウドファンディングの受付は終了してしまったのですが、気になる方は公式のホームページ(英語)をチェックしてみてください。

https://www.sonarpen.com/
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MAXの大きさは初代とどれだけ違う? 

続いてはこちら、iPhone XS MAXです。
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以前の記事では、大きいし重いから積極的に買う理由はない、ということを述べさせていただきました。しかし、私事ですがちょっとしたハプニングがあり、iPhone XS MAXを購入することになったのです。

というのは、使用していたソニーのカメラ「RX100」が壊れてしまったから。

もともとiPhoneのカメラはほとんど使わず、しっかり撮影するときは一眼レフの「EOS 6D」、スナップ写真はコンパクトデジカメの「RX100」と使い分けていたのですが、そんなRX100が使用3年にして電源がつかないという故障に見舞われました。

で、その代わりとなるカメラを探していたのですが、iPhone XSのカメラは実際にテスト機で撮影したところ非常に写りがよかったため、「デジカメ代わり」として購入に至りました。

ちなみにiPhoneの乗り換えは数えられないほどしてきましたが、今回のサイズはやはり別格で大きいです。参考までに過去の機種とのサイズ比較をしておきます。特に初代のiPhone3Gから比べると画面サイズは倍くらいある印象です。
やっぱりMAXの言葉は伊達じゃなかったです。しかし、カメラ機能に関しては本当に満足いくほど綺麗な写りで、買ったばかりですが大満足です。ポートレートモードも想像以上の出来栄えで、普通のデジカメではなくiPhone XS MAXを買って正解でした。このiPhoneの撮影サンプルはまた別の機会に披露したいと思います。
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iPad Proは劣化した!?

最後におまけで一点、新しいiPad Proの購入を見送ったもう1つの理由をここに書いておきたいと思います。それがこちら。
カメラスペック。左から、新しいiPad Pro、旧iPad Pro、iPad mini 4。
カメラスペック。左から、新しいiPad Pro、旧iPad Pro、iPad mini 4。(https://www.apple.com/jp/より)
このスペック表を比較してよく見ると、旧iPad Pro(真ん中)と新iPad Pro(左)のカメラ性能に差があることが判明。なんと旧モデルの方がレンズが1枚多く、光学式手ぶれ補正もついているではないですか。まさかカメラ機能が劣化していたなんて…。

ということで、もともとカメラ代わりになる機種を探していた私にとって、新しいiPad Proは候補にならなかったという結末に。カメラ以外の機能はすごく良さそうなだけに残念です。

そんなiPad Proですが、今回は「見送り」ましたが、次回のブログでは「やっぱり買っちゃいました」となってるかもしれませんので、その際はご容赦くださいませ。

ではでは、また次回。

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