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2022.12.15

「奥入瀬渓流ホテル」の渓流スイートが冬のおこもりに最適だった件

この冬、青森は奥入瀬(おいらせ)へ! 美食と温泉、そして美しい自然のパノラマが待っています。

CREDIT :

文/秋山 都 写真/長谷川 潤

LEON.JP食いしん坊担当の秋山都です。

師(僧侶)も忙しく走る、つまりみんなが忙しくなる師走……私もバタバタしております。この忙しさを乗り越えたら、温泉でも行きたい! と考え、来年のプチバカンス先を探しておりました。と、人気の「星野リゾート 奥入瀬渓流ホテル」(以下奥入瀬渓流ホテル)にゴージャスなスイートルームが新設されたというお知らせをいただき、それならばといち早く拝見してまいりました。一路、青森は奥入瀬(おいらせ)へ!
奥入瀬渓流ホテル
▲ 「星野リゾート  奥入瀬渓流ホテル」の渓流スイートはおよそ120㎡で広々! 
「奥入瀬ってどこ?」という方はいないと思いますが、念のため説明しておきましょう。十和田八幡平国立公園内に位置する奥入瀬渓流は、国の天然記念物、国立公園の特別保護地区に指定されており、さまざまな動物や野鳥が生息する自然豊かな場所。「奥入瀬渓流ホテル」はこの奥入瀬渓流沿いに建つ唯一のリゾートホテルでして、初夏には新緑、秋には紅葉、冬には雪景色が存分に堪能できるというワケ。奥入瀬渓流をゆったりと味わう‟渓流スローライフ”をコンセプトに掲げています。
奥入瀬
▲ まだ紅葉の残っていた奥入瀬渓流沿いを散歩。う~ん、森林浴!
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◆星野リゾート  奥入瀬渓流ホテル

渓流沿いに建つヨーロッパ風の建物。エントランスを入りますと、一面大きく開いた窓から奥入瀬渓流の眺望が楽しめるロビーが広がっています。中央には暖炉があるのですが、その煙突が異彩を放っていました。
奥入瀬渓流ホテル
▲ ソファが適度な距離をもって配され、落ち着いた雰囲気の「奥入瀬渓流ホテル」東館ロビー。
大きすぎて、全貌が収まらないので寄ってみました。ダイナミックなフォルムとジブリのようにも思えるこのキャラクター、どこかでみたことがあるような気がします。
奥入瀬渓流ホテル 岡本太郎
▲ 煙突の片隅にTARO OKAMOTOのサインを発見!
西館のロビー「河神」にも暖炉がありましたが、こっちのほうがわかりやすいかな。どちらも岡本太郎氏の作品です。1990年代に創業し、2005年から星野リゾートによってリノベーションされたという「星野リゾート 奥入瀬渓流ホテル」の守り神のような存在なのかもしれません。
奥入瀬渓流ホテル
▲ 西館ロビーの暖炉「河神」。いずれも岡本太郎氏晩年の作品だとか。
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奥入瀬渓流を独り占めできる「渓流スイートルーム」

さて、今回の旅の目的である渓流スイート。そのお披露目とまいりましょう。
奥入瀬渓流ホテル 渓流スイート
▲ 12月15日から販売が開始される「渓流スイート」。
120㎡の広々とした客室は角部屋なので、室内のどこにいても渓流のせせらぎを感じ、美しい眺めを楽しめます。なかでも、2面の窓から渓流を望める客室温泉は出色。縦1.8メートル、横1メートルのゆったりとしたバスタブに身を沈め、せせらぎや鳥の声に耳をくすぐられていたら…‥おっと、時の経つのを忘れそうになります。身体は芯から温まるし、これは冬のおこもりに最適ですね。
奥入瀬渓流ホテル 渓流スイート
▲ 温泉は神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、疲労回復などに効果を期待できる単純泉。
インテリアに目を移してみましょう。ベッドボードに配されたリアル苔を使用した壁画や、こぶしの樹で木立を表現したインテリアウォール、渓流の流れをイメージしたダイニングテーブルなど、存分に奥入瀬渓流を感じられるデザイン。どことなく空気まで清々しいようで、室内にいながらにして森林浴が楽しめます。
奥入瀬渓流ホテル 渓流スイート
▲ けやき材に青いレジンで奥入瀬渓流の流れを表現したダイニングテーブル。
奥入瀬渓流といえば、さまざまな苔が生息していることでも知られているのですが、この「渓流スイート」ではチェックイン時に自分好みのこけ玉をひとつ選び、部屋に飾ることができます。お土産として持って帰れるから、自宅でも旅の思い出に浸れるナイスアイデア! 
奥入瀬渓流ホテル 渓流スイート
▲ こけ玉は奥入瀬渓流を代表する樹木である「ブナ」「栃の木」「桂」の3種から選べます。
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 奥入瀬発、世界へ発信する「奥入瀬渓流ホテル」の美食

温泉につかり、渓流をぼーっと眺めていたら、お腹がぐ~っと。あ、そうだ、ごはん行こう。「奥入瀬渓流ホテル」はその美食でも広く知られたリゾートホテルなのでした。
奥入瀬渓流ホテル 郷土料理「道具汁」をフランス料理にアレンジした前菜
▲ 青森県下北地方で、漁師のまかない食として親しまれてきた郷土料理「道具汁」をフランス料理にアレンジした前菜。
フレンチレストラン「Sonore(ソノール) 」は、神戸北野ホテルや「レストランオマージュ」、「ピエールガニェール」などで修業し、2016年に「星野リゾート ロテルド比叡」の総料理長に就任した岡亮佑シェフが指揮。日本海、津軽海峡、太平洋の3つの海と、奥入瀬渓流や八甲田、白神山地など緑豊かな自然が広がる青森県の豊富な食材を、現代的なアレンジでフランス料理に仕上げています。実はお食事をメインに「奥入瀬渓流ホテル」へ出かけるという方、かなり多いんじゃないかしら。
渓流テラス スモーブロー(オープンサンド)
▲ 温かいスープもあり、満腹・満足の朝食。
翌朝は渓流沿いの「渓流テラス」でスモーブロー(オープンサンド)を中心とした朝食。「テラスで朝食⁉ 寒いんじゃ?」と少々不安でしたが、ヒーターにブランケット、そして温かなスープでポカポカ……ゴキゲンです。
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ネイチャーガイドと奥入瀬渓流を散策

さて、おこもりが楽しいとはいえ、せっかくの奥入瀬渓流ですもの、少しは歩いてみましょう。
奥入瀬渓流ホテル ネイチャーガイドと歩くツアー
▲ ネイチャーガイドと歩くツアーは四季に応じてさまざまプランされている。
星野リゾートの宿と言えば、それぞれの地方色を活かしたさまざまなアクティビティが用意されていることで知られています。ここ「奥入瀬渓流ホテル」も例外ではありません。まだ紅葉の残っていたこの時、ネイチャーガイドさんと「紅葉最前線ツアー」に出かけました。
奥入瀬渓流ホテル ネイチャーガイドと歩くツアー
紅葉を見に出かけた……はずなのに、アレ? ガイドさんの視線は足元に。奥入瀬渓流は、巨木が多く、コケやシダなどの隠花植物が豊富なことでも知られているのです。彼のルーペを私ものぞかせてもらったら……
奥入瀬渓流ホテル ネイチャーガイドと歩くツアー
▲ 朝露をズームすれば、撮影する長谷川 潤カメラマンのレンズと目が合う……はず。
小さな苔が胞子を伸ばし、その先の胞子体に朝露をたたえていました。なんという可愛いらしさ。ブナだって、苔だって、ぼくらはみんな生きている(どこかで聞いたことありますね)。自然に感謝したくなった朝の散歩でした。このツアーは、冬季には「冬の奥入瀬氷さんぽ」や、「渓流スノーシューウォーク」など、奥入瀬の美しい冬景色を堪能できる内容に変更されているそうです。あぁ、また行きたくなってきました。
星のリゾート 奥入瀬渓流ホテル

● 星野リゾート  奥入瀬渓流ホテル

住所/青森県十和田市大字奥瀬字栃久保231
TEL/050-3134-8094(星野リゾート予約センター)
料金/1泊2万2000円~(2名1室利用時1名あたり、税込、夕・朝食付き)、渓流スイートルーム1泊8万7990円~(2名1室利用時1名あたり、税込、夕食ビュッフェ、朝食付き
アクセス/JR八戸・青森駅から車で約90分(無料送迎あり・要予約)

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