2017.06.19

ロマンスは「昭和」の薫り

聞かせて、味わう“お伽話カクテル”で、童心にかえるバーデートを!

文/大石智子

昭和時代のカクテルで思い出すのが、その名も『Cocktail』という1988年公開のトム・クルーズ主演の映画。劇中に登場するレッドアイやセックス・オン・ザ・ビーチは、呼び名からして刺激的で、つい飲んでみたいと思わせるものでしたよね。

それから約30年、カクテルの世界は目まぐるしく進化を遂げ、今ではミクソロジーカクテルも一般的に。昔からあるベーシックカクテルとは別に、“そのバーでしか飲めない特別な一杯“が価値のひとつとなりました。

その流れでおすすめするのが、「ANAインターコンチネンタルホテル東京」の36階に位置する「MIXX バー&ラウンジ」で提供されている、“お伽話カクテル”。これは同バーのバーテンダー・西村和也さんが考案したもので、季節ごとにお伽話をモチーフにしたカクテルを展開するというユニークな企画。

思えば昭和の子供時代に興奮して聞いたお伽話は、懐かしいを通りこして、「え、それってどんな話だったっけ?」と記憶の片隅に入ってしまったはず。花咲爺さん、かぐや姫、桃太郎etc.名前は知っていてもストーリーや結末は思い出せないお伽話は、デートする女性の年齢やバックグラウンドを問わない優秀なトピックスなので、お伽話カクテルは盛り上がること必至。ではでは、お伽の国に導いてくれる美酒を具体的にご紹介していきます。

カクテル飲んだら、打ち出の小槌をふってみて

例えば、6月のお伽話カクテルは一寸法師。「一寸法師ください」というオーダーの瞬間も妙ですが、提供される一杯はさらに個性的。一寸法師のあらすじにならい、そのカクテルはお椀に入り、中には楊枝が1本添えられています。この楊枝は一寸法師の刀をイメージしているんですね。

そして驚くことに液体は入っていない。一寸法師は楊枝を使ってゼリー状にした日本酒を食べるというカクテルなのです。手作りの抹茶のアイスクリームと柑橘が効いた日本酒のカクテルを合わせて食べれば、舌の上で和のフレーバーが重なり、新感覚の美味しさ。

さて、「美味しい!」のひと言をいただけたあとに注目いただきたいのが、お椀に添えられた打ち出の小槌。この小槌、一寸法師のなかでどんな役割をしていたか覚えていますか?

予習までにお伝えしますと、これは鬼が忘れていったもので、最後に一寸法師に打ち出の小槌をふると小さな身体がみるみる大きくなり、成人男性の身長になるというからくり。羨ましいことに、その際に金銀財宝まで溢れ出るというおまけ付き。しかも背と冨を手に入れた一寸法師はお姫様と結婚し、その後さらに出世したそうです。

身長、冨、美女を獲得できる小槌は、現実にあったら男性諸氏の間で爆発的に売れること間違いなし! それはさておき、カクテルを飲んでもらい一寸法師の話を聞かせたあと、この小槌の意味を知った彼女には、小槌を手にとりふってもらいましょう。

もちろん、背も伸びないしお金も出てこない(やろうと思えばできるけれど自粛を)。でも、この瞬間がエンタメどころ。どんなリアクションで彼女を楽しませるかはアナタ次第ですよ!

カンペもあるからお伽話を思い出せなくても大丈夫!

カクテルをオーダーするとお伽話のあらすじが書かれた小冊子も渡されるので、それを読み聞かせられるのもいいポイント(ちなみに英語訳もついているので、海外の美女相手にも対応可!)。小冊子にはシーズンごとの6つのお伽話が収録されているので、頼んだカクテル以外のお伽話について語らうもよし。

6月の一寸法師のあとは、下記のお伽話カクテルが展開されます。

7〜8月は桃太郎。ズブロッカをベースに、ピーチネクターやピーチのリキュール、サクラリキュール等が入り、女性好みのフルーティーな飲みくち。嬉しいことにきび団子付き!

9月〜10月はかぐや姫。竹に入ったお姫様をイメージしたカクテルは、梅酒、日本酒、ザクロのシロップ、ライムジュース等で構成されたもの。グラスに注いで飲むスタイルのため、もちろん彼女に注いでくださいね。

11月〜12月は笠地蔵。笠を開けると、中には焼酎、コアントロー、ライムジュース、柚子の皮のカクテルが入っています。プレートに散らした雪風の粉砂糖もポイント。雪と聞いて、お話思い出しましたでしょうか?

これらカクテルが提供される「MIXX バー&ラウンジ」は36階に位置するため、煌めく街の明かりを眺めながら、お伽話に興じられます。最高の夜景を前にお酒の酔いも手伝い、はるか昔に作られたお伽話が、ふたりを非現実的な世界に浸らせてくれますよ。

■MIXX バー&ラウンジ
住所/東京都港区赤坂1-12-33 ANAインターコンチネンタルホテル東京 36F
営業時間/11:30〜25:00(金曜〜26:00、祝祭日〜24:00)144席
定休日/無休
URL/http://anaintercontinental-tokyo.jp
予約・お問い合わせ/☎03-3505-1185

●日本のお伽話カクテルは各2300円(税サ別)

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