2016.08.04

フロリレージュ[東京・渋谷区]

日本を発信するフランス料理基地

料理人たちの調理を観劇しながら乾杯/カウンターのどこに座っても厨房がよく見えます。カウンター席は食事をお客様みんなで共有してもらいたい、という想いから。

神宮前に移転した新生『フロリレージュ』。扉を開けると、視界にはお客様とスタッフの姿がまず飛び込んできます。客席は厨房をコの字に取り囲んだ、ゆったりとしたカウンターになっていて、すべてが見渡せる厨房の中心には黒いコックコートを着た料理長の川手シェフ。ソムリエ、サービスマンなど、10人ほどのスタッフがそのなかで黙々と手を動かしては、次々に料理が完成していきます。台詞こそないけれど、まるでメニューという台本をもとに、役者である料理人と、それを取り囲んだ観客とが一体化したキッチンシアターのよう。

厨房の大きな調理台の上には、実際に使われる皿がオブジェのように積まれており、それは石ころや流木のような自然を感じさせるもの。実は、ここは今回で2度目の取材。YULI*YULIの長くなってしまったレストラン歴のなかで、これほどまで変貌を遂げたシェフはほかにいません。現状に甘んじることなく、さらなる発展と成長をさらりと成し遂げている川手シェフのまったく新しいフレンチ。必食&必見ですよ。

日本の食材を慈しみ、日本の器にのせて発信中です/左から、「本質」は車海老を1分40秒茹でたものに、ロゼワイン、生姜、ナスのソースを。「要素」は、塩漬けしレアなジャーキーのようにした経産牛にコンソメをかけたもの。甘くとろける味わいは、食材を慈しむ川手シェフの優しさが伝わってきます。「へテロ」は牡蠣をオカヒジキで巻き、冷たいレモンのメレンゲと一緒にいただく、温度と食感の違いを楽しむ逸品。

淑女のトキメキポイント

以前のフロリレージュも大好きだったけど、移転後のフロリレージュの想いを聞くと、日本人として、食べる人として感銘を受けました。あ、蒸しパンと食後の日本茶もおいしいのでチェックしてみてね!

写真/棚井文雄 イラスト/桑原 節

2015年11月号より抜粋

廃材を利用したインテリア
壁やカウンター、床の素材には、規格外になってしまうものをあえて利用。もったいない精神を貫きながらもスタイリッシュに。



03-6440-0878

東京都渋谷区神宮前2-5-4 B1F

営業/12:00〜13:30(L.O.)、18:30〜20:00(L.O.)水休

●昼6000円、または1万1500円コース、夜1万1500円コース、グラスワイン1400円〜※別途税、10%サービス料あり


東京都渋谷区神宮前2-5-4 B1F

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