2016.04.06

麻布かどわき [東京・港区]

かどわきの代名詞は"トリュフご飯"

五感を刺激する料理の数々/居心地の良い檜のカウンター席。奥に見えるのは、土鍋と同じ雲井釜の竈“おくどさん”。センスの良い選び抜かれた食器、永沢製作所のいぶし銀なクーラー。ワインリストも充実していて、お客様の半数がワインを楽しむそう。ここも重要なポイントよね。

麻布十番商店街の喧噪を逃れた1本裏道にある「麻布かどわき」。小さな看板を目印に黒塀の扉をくぐると、右側にお稲荷さん。黒塀に囲まれているので、朱色の鳥居がひときわ目を引きます。

かどわきが、こちらにできてもう14年。東京を代表する老舗割烹の風格が漂っています。とはいえ、その珠玉のメニューといわれるお料理は、伝統的な王道の日本料理というより、基本を熟知しながらも素材の良さをさらに昇華させた“かどわき流”。いままでなかったような素材同士の組み合わせの驚き、そして、そのおいしいマッチングに固定ファンが多いのにも納得。その最たる逸品が「トリュフご飯」なのです。

その昔は常連客のみが知る隠れメニューだったのですが、いまや“かどわき”の看板メニューに。これを食べるために遠方からわざわざいらっしゃるお客様もいるそうで、毎晩ある鉄板メニューになっています。そもそもトリュフを和食に使うなんて、しかもご飯に入れるなんていう、かどわきさんのエクセレントな閃き自体が媚薬、かもしれませんね。

左●蓋を開けた瞬間の芳醇で至極の香り/土鍋は、信楽焼の第一人者、雲井釜の九代目当主である中川一辺陶作。鰹と昆布で炊きあげたもっちり白米にトリュフを惜しげもなく削り入れます。香りのマリアージュが一度食べたら病みつき。中・右●美味なる驚きの"かどわき流”/左から、とうもろこしと蟹の茶碗蒸し、フォワグラ味噌がけトリュフ添え。信じられない組み合わせが最高に美味。白身魚の薄造り、トリュフ掛け。塩、山葵、トリュフを刺身で巻いてね。

淑女のトキメキポイント

私のBARに来るお客様からも、ずっとトリュフご飯の噂だけは聞いていたから、一度は食べてみたかったの。2階にはBARもあるのですって。幸せの余韻は消したくないから、食後は絶対にBARへ連れて行ってね。

写真/久保田育男(OWL)

ナビゲーション・文/YULI*YULI

2014年12月号より抜粋

麻布十番の小道に突然、京都風門構え
暗い道に黒い塀。“かどわき”と書かれた雪洞に誘われて足を踏み入れると、小さな鳥居に思わず手を合わせてしまう素敵な入り口です。


03-5772-2553

東京都港区麻布十番2-7-2 ローズハウス麻布十番1F

営業/18:00〜23:00(L.O.)日・祝休

●コース3種 2万1000円、2万5000円、2万8000円(すべてにトリュフご飯がつきます)、グラスワイン1600円〜


東京都港区麻布十番2-7-2

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