With NIKITA

「ベルルッティ」が『クラブスワン』ディナーを開催

靴を磨き、自分も磨く神秘の夜会

2411nikita_01

「クラブスワン」は自分を磨くためのアトリエです:テーブルセッティングは、本国のパリで開催された「クラブスワン」同様にシューケアボックスが鎮座。ディナーが終わると各自の靴がトレーで運ばれてきて、テーブルの上で磨くという趣向。今回磨きに使ったシャンパーニュは「クリュッグ グランド キュヴェ」という贅沢さ。会場は港区にある私邸「游庵」で、神秘の夜会にふさわしい幻想的な演出に。

今年1月のパリコレクション開催中に、密かに行われたのがベルルッティによる「クラブスワン」ディナー。各国からゲストを招待して、美食とエレガンスの融合を体験するというこのイベントが、さる10月25日、東京でも開催されました。事の始まりは4代目当主であるオルガ・ベルルッティが考案したジェントルマンのための夜会で、会の名称はマルセル・プルーストの『失われた時を求めて』のスワン家に由来するもの。

今回、この神秘的な夜会のホストとなったのはベルルッティのCEOであるアントワン・アルノー氏と中田英寿氏で、35名のゲストは会場である「游庵」に到着すると、足元をルームシューズに履き替え、ディナーテーブルに着座します。するとそこにはシューケアボックスがあり、靴クリームの缶の中にはスパイスやペーストなどが入っているという、洒落たテーブルセッティングでパリ同様の演出を披露。

そしてミシュラン二ツ星シェフによるディナーを味わったのちこそが、このイベントの真骨頂である靴磨きのレッスンのスタート。それぞれが「ベルルッティ」流の手順で靴を磨き、仕上げはもちろんシャンパーニュで。オルガ・ベルルッティ氏の名言「靴を磨きなさい、そして自分を磨きなさい」という言葉のように、単なるディナーではなく、そこにプラスαの要素が加わることで、ソーシャルな意味合いも含まれたイベントとなっているのです。

靴はオヤジにとって自己表現をしてくれる重要なアイテム。ベルルッティを履き、ドレスアップを楽しむという志を同じくする人々と交流することで、結果、自分も磨かれるという、モテるオヤジにとっては一石二鳥以上の効果をもたらすのが「クラブスワン」の醍醐味なのです。ウィットと遊び心に満ちた夜会を体験することで、男としてさらに磨きがかかったゲストたち。その表情を見ると、いつか自分も招待されたい、そう思わずにはいられないイベントとなったのでした。

2411nikita_02

左■料理は特別メニューで:この日のための特別メニューはパリで開催された「クラブスワン」同様パティーヌをイメージしたコースに。 右■ホストはこのふたり:ベルルッティCEOであるアントワン・アルノー氏と同じくホストを務めた中田英寿氏。食前酒の日本酒は十四代 中取り大吟醸 播州山田錦でこれは中田氏のセレクトです。

文/いとうゆうじ

Related