With NIKITA

注目すべきノン・ヴィンテージ・ ロゼ・シャンパン

今月の一本ルイナール・ロゼ

Ruinart Rose

12-1

750㎖ 1万400円 ㉄MHD モエ ヘネシー ディアジオ ☎03-5217-9738

たこ焼きとともに旨みの真髄を探りたい

世界4位の消費を誇る日本のシャンパン市場。この5年、圧倒的に増えているのがロゼ・シャンパンのカテゴリーと言われています。作り方もメゾンによってさまざま。ロゼとひとくくりにしてよいのかと思うほどです。こうなると何を選ぶのが良いのか、本当に悩みます! 皆さまならおそらくロジカルに選び方を着地させたいのでは? 例えば、何を得意としているメゾンなのか。そしてロゼ・シャンパンを作るにあたっての哲学。最後はプライスかと。ロゼはブランより高いものが多いのですが、できれば同じ価格のものが理想的。そこでたどり着いたのが今回ご紹介する「ルイナール・ロゼ」です。まずは、攻めの法則からひも解いていきましょう。

ルイナールはシャルドネの使い方に長けているメゾンです。そのメゾンがあえて真逆の立ち位置にあるピノ・ノワールを選ぶから面白い。酸味のエレガントさがメゾンが考えるピノ・ノワールのあり方なのです。実力のあるメゾンならでは意識の高さですね。そしてこのロゼはシャルドネ45%、ピノ・ノワール55%のブレンド比率。いかに選び抜かれたピノ・ノワールを使っているのかがわかるでしょう。加えてピノ・ノワールの20%近くは赤ワインです。これがあるからゆえにロゼ・カラーに完成させられる。赤ワインだからできる味わいの深みもしっかり感じられます。ここまで手間がかかっているのにお値段はブランと同じ。これほどまでに価値の高いロゼ・シャンパンはあるでしょうか。ワインショップに並んでいたらまず手に取ってほしい。そしてこの価値ある味わいをしっかり覚えてほしいのです。酸味、果実感、バランス、奥行き、すべてが揃っていますので合わせる食事はお好みのものを。個人的には熱々に焼き上げたたこ焼き。ソースではなく塩とレモンで。ハマること間違いなしです。

PROFILE

藤崎さとこ●ワインスタイリスト
ワールドツアー2016。大きな展開は餃子、鶏の唐揚げ、に加えて新たなリサーチメニューが登場。これは世界広しと言えど、国内でも完璧なものに出逢っていない。17年のミッションに持ち越し決定。

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