WATCH WATCHER

自社一貫製造とはいうもののタイプはさまざまで……

マニュファクチュール
ってなんだ? Vol. 02

マニュファクチュールってなんだ? Vol. 02

WATCH WATCHER

マニュファクチュールってなんだ? Vol. 02 (1/2)

マニュファクチュールだけが偉いんじゃありません

ムーブメントを開発することで個性を表現するという手法はマニュファクチュールだけが実現できるわけではありません。餅は餅屋、という考え方だってあるんです。

hc_141016_02

上品クロノがカジュアルを格上げ / 時刻表示を12時位置に移動させ、空いたスペースにクロノグラフを組み込む特殊な設計のため、ホワイトダイヤル×ブラックアリゲーターストラップというドレッシーモデルなのに個性も際立ちます。厚みと重厚感があるので、これならニットのボリューム感にも負けないでしょう。ガウン5万3000円/ドリュー&コー(トレメッツォ)、Tシャツ7000円/フィルメランジェ、ニットキャップ2万4000円/ドルモア、ストール4万1000円/19 アンドレア 47(ともにバインド ピーアール)

Montblanc [モンブラン]

モンブラン オマージュ トゥ ニコラ・リューセック リミテッドエディション565/116万6000円

hc_141016_02

積算計の位置が特別 / 1821年に時計師ニコラ・リューセックが開発した世界初のクロノグラフをイメージし、積算計ディスクが回転する。第二時間帯表示も備える。世界限定565本。自動巻き、SSケース(43㎜)、アリゲーターストラップ/モンブラン(モンブラン コンタクトセンター)

複雑時計工房というのは、他社からの依頼を受けて複雑機構や専用ムーブメントを開発する凄腕の技術集団のこと。自動車にたとえるなら、アバルトやAMGを思い出してもらえればいいでしょう。例えば名門オーデマ ピゲは傘下に「オーデマ ピゲ ルノー・エ・パピ」という会社を収めていますが、ここではリシャール・ミルやシャネルの複雑機構の開発も担当しています。トゥールビヨンやミニッツリピーターを得意とする「クリストフ・クラーレ」も、パルミジャーニ・フルリエ傘下の「ヴォーシェ・マニュファクチュール・フルリエ」も、多くのブランドと手を組んでいます。最大のメリットは専用設計なので個性を追求できること。さらには稀少な限定品であっても、プロ集団がきちんとメンテナンスを行ってくれるので、安心感につながります。

Christophe Claret × Maiˆtres du Temps [クリストフ・クラーレ × メートル・デュ・タン]

チャプターワン トノー トランスペアレンス チタニウム/7960万円

hc_141016_02

独自機構を盛り合わせています / 現代を代表する時計師クリストフ・クラーレとピーター・スピーク・マリンが開発を行い、ムーブメントの製造はクラーレが経営する時計工房が担当。得意とするトゥールビヨン機構はもちろんのこと、ケース上下には「ローリングバー」と命名した、ムーンフェイズと曜日表示を備える。手巻き、Tiケース(62.6×45.9㎜)、アリゲーターストラップ。世界限定11本/メートル・デュ・タン(オールージュ)

hc_141016_03
円筒を回転させてさまざまな表現を行うローリングバーは、同社が特許を取得した機構。クリストフ・クラーレだからこそ可能な時計です。
次のページへ
Renaud et Papi × Richard Mille [ルノー エ パピ × リシャール・ミル]

Related