オヤジのトキメキダイニング

半くり

[ 東京・中央区 ]

半くり[東京・中央区]

オヤジのトキメキダイニング

半くり[東京・中央区]

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京都にありそうなお店です。え?京都風って何かって? はい、お答えしましょう。まず、わかりにくい場所、見つけにくくて、もちろん一見さんお断り。そして古い器を趣味良くセレクトし、お出汁に命をかけている。にもかかわらず、お値段がお値打ちであること(笑)。とはいえ、個人の趣味があるので、こういうお店の居心地に抵抗がある人もいることは認めておきますね。ちなみにYULI*YULIは、“御常連”希望(笑)。やっとたどりついた『半くり』さんの店主、笠嶋伸一郎氏は和歌山生まれ。17歳から京都の名店で修業を始め、その後くずし割烹“枝魯枝魯”で料理に打ち込んできた和食次世代。ある意味でいまどきな男子(失礼!)が、“お道具命”で武家の礼法に沿った正式な膳立てを重んじる、という素敵なギャップの持ち主。銀座の隠れ家は、そんな笠嶋氏の和製アジトみたいです。

審美眼の確かな美しい本膳料理

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カウンターで笠嶋氏とお話をしながら膳が進んでいく濃密な食事の時間です。良い器が惜しげもなく使われているので、味わいはもちろん、目にも大満足な本膳料理。

膳のなかに広がる笠嶋ワールドの妙を味わう

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右から一の膳、松茸醤油でいただく温かい鱧、焼き茄にのせた蛸のすだちゼリー、車海老と帆立の白酢和え。二の膳は、赤貝の初生卵の黄味醤油漬け、クエのお造り、ロブマイヤーのお皿には酢じめの炙り鯖と雲丹。ストーブで炊いたサンマの炊き込みご飯は、上に壬生菜の浅漬けと大根おろし、サンマの肝醤油を合わせて。

淑女のトキメキポイント

バカラが顧客専用に作ったヴィンテージのグラス、ロブマイヤーの可愛いガラス皿、大徳寺の向付皿など、あれもこれも素敵な器ばかり。そしてなんと、来年の2月、ミラノに割烹“三平”をオープンするのですって。

写真/久保田育男(OWL)
2014年1月号より抜粋

半くり
☎非掲載(紹介制)
東京都中央区銀座7-3-9 銀座Leeビル 1F
営業/17:30〜翌2:00(L.O.) ※土曜、日曜は〜21:30(L.O.) 
不定休 ●コース8500円〜1万500円、日本酒800円〜

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