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167万円のトゥールビヨンは時計業界を変えるか!?

ゼンマイ選びの
ウワサの真相

ゼンマイ選びのウワサの真相

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ゼンマイ選びのウワサの真相 (1/3)

機械式時計が復権してから約30年が過ぎ、時計を取り巻く環境は大きく変化しました。世界の時計市場の規模は、ここ15年だけでも2倍以上に伸びており、好調な売り上げを背景にコンピューターによる設計技術の開発や最新の工作機械による高精度なパーツ製造が本格化。その結果、時計の品質は著しく向上し、いまや”どんな時計を買ってもハズレがない”という状況なのです。その一方で、時計ブランドは、競争激化による差別化のためにリブランディングを進めており機構、素材、デザインなど、あらゆる局面で新しい動きが目立ってきました。そこで今回は、時計に関するさまざまなウワサを徹底解明。時計選びに役立てていただければ幸いです。

トゥールビヨンへの見方が変わります

クルクルと機械が回転するトゥールビヨンは、人気の高い超複雑機構。高額モデルの代名詞でしたが、なんと今年、タグ・ホイヤーが167万円台のトゥールビヨンモデルを発表し、業界を驚かせました。このモデルの凄いところは、“販売価格の数倍の価値を作る”という明確な目標を立て、それに向かって作られた初めてのトゥールビヨンウォッチということ。カーボンとチタンで機構を作り、しかもクロノグラフ搭載でクロノメーター認定を取得しているのですから驚きです。

論理的に構築された最先端トゥールビヨン

Tag Heuer [タグ・ホイヤー]

タグ・ホイヤー カレラ キャリバー ホイヤー02T/167万5000円(予価)

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価格帯に目を向けがちですが、このモデルの真価はそこにはあらず。生産技術や材料工学の最先端を融合させることで生まれたトゥールビヨンであり創業以来、”前衛”であり続けるタグ・ホイヤーらしい一本なのです。

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時計業界を震撼させた最新話題作/開発を重ねていた自社製ムーブメントCal.CH-80をベースにしたクロノグラフ搭載のトゥールビヨンです。機構の上部にキャリッジを支えるブリッジを持たず、浮遊しているように見えるフライング式を採用。ほとんどのパーツは自社工房で製造しており、高精度の証となるCOSC認定クロノメーターも取得済みなのです。モダンなスケルトン仕上げや12体構造のケースなど、細部までこだわっているので、価格以上の満足を得られます。自動巻き、Tiケース(45㎜)、アリゲーター×ラバーストラップ。100m防水。9月発売予定/タグ・ホイヤー

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職人魂から生まれた見せないトゥールビヨン

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