dunhill_tie

”タイ”から見るサッカー日本代表史 Part.1

SAMURAI BLUEのメンバーが発表され、いよいよ盛り上がる
2010年ワールドカップサッカー南アフリカ大会。
ダンヒルのスーツに身を包んだ中澤や本田、中村の勇姿に期待し、
テレビの前で手に汗握る日々がやってくる。

思い返せば1998年に悲願のワールドカップ初出場から2年後、
シドニー五輪にわくサッカー日本代表にスーツを提供して
今年で10年。トルシエ監督にはじまり、ジーコ、オシム、
そして岡田監督へとバトンは受け継がれてきたわけだが、
その間、毎年スーツを提供してきたダンヒルもまた、
サッカー日本代表の移り変わりという歴史を目の当たりにしてきた
チームメートであると言える。そんなダンヒルとサッカー日本代表との
関係を表すスーツ、なかでもより象徴的な存在であるタイに目を転じると、
その時々のファッションやメンバーの世代、勢い、ムーブメントを
読み取ることができる。というわけで、ここでは全2回にわたり、
「タイ」で見るサッカー日本代表の歩みを振り返ってみたいと思う。

2000年 フィリップ・トルシエ監督
主要メンバー:中田(英)、中村、高原、中田(浩)、中澤

2000

記念すべきダンヒル提供スーツの1年目。ベーシックなスーツスタイルを
尊重する、小紋柄のタイ。大剣は9.5センチと当時では一般的なサイズ。
ハリコシのある、絞めやすい素材(シルク70%、ウール30%)。

2001年 フィリップ・トルシエ監督
主要メンバー:中田(英)、小野、稲本、森岡、川口

2001

本来なら翌年のワールドカップのための予選シーズンであるが、
日韓共催ということで予選が免除されたため、比較的落ち着いた年となった。
そのかわり、「FIFAコンフェデレーションズカップ2001」では
優勝国となったフランスに次いで2位となり、日本サッカーの
進化を感じる年となった。スーツスタイルもそんな年の雰囲気を反映してか、
大人しめのネイビーのスーツにレジメンタルタイをしめるスタイル。
黒字の部分には若干起毛感のある柔らかな風合いのタイは
前年と近い大剣9センチ幅のもの(ウール60%、シルク40%)。

2002年 フィリップ・トルシエ監督
主要メンバー:中田(英)、西沢、小野、森島、三浦

2002

ブラジルvsドイツの決勝戦(優勝はブラジル)となった、
日韓ワールドカップ。日本は初の予選突破となり、最終的には
ベスト16という好成績を残すに至る。この年はワールドカップイヤーと
いうこともあり、ダンヒルのスーツがメディアに登場する機会が増えた。
タイには初めて「日本代表エクスクルーシブ」と「JFA」の刻印が入り、
商品としても人気となった。デザインは、サッカーボールを連想させる
小紋柄が描かれ、シルク100%なソフトタッチなものに。
大剣幅は約10センチ。

2003年 ジーコ監督
主要メンバー:中田(英)、小野、中村、稲本、永井、川口

2003

トルシエ監督の跡を継いだジーコ監督の1年目。ファッションもスーツから
ブレザーに変更され、心機一転な雰囲気に。タイもブレザーとの
組み合わせから情熱的な赤色となり、ワンポイントにサッカーボールが
描かれた若々しいものに。大剣は10センチ幅で、素材はシルク100%。

2004年 ジーコ監督
主要メンバー:中田(英)、小笠原、平山、中村(憲)、遠藤

2004

ドイツワールドカップを翌年に控えたこの年、ダンヒルのスーツが
リチャード・ジェームスによって世代交代を印象づける仕様に。
たとえばラペルはピークドに、ボタンも3つから2つになり、
若々しさ溢れるスーツスタイルとなった。タイはピンドット柄で
大剣幅は10センチ、素材はシルク100%。生地感は柔らかではあるが
芯地がしっかりしているため、ボリューム感のある印象となった。

2000年から2004年までの5年間についてはここまで。
次回は2005年から南アフリカ大会のある最新の2010年まで
一挙に紹介する。乞うご期待。