ワインの熱狂的愛好家がワインを飲んで楽しむだけでは飽き足らず、やがて自分でワインをつくることを夢見るように、シガーをつくるということは、吸うことの何倍も楽しそうだ!というわけで、やっちゃいました。シガーオヤジが密かに4人集まって作戦会議。場所は神奈川県、相模大野のとあるたばこ屋さんのバックヤード。2007年8月、真夏の夕暮れ時のことでした。 まず、現地の工場にオリジナルの葉巻を作ってもらうためには、ミニマムロット(=最低受注量)があります。そのミニマムロットをクリアしないことには話は前に進まないわけで、たばこ屋さん一軒でこれは無理な話。でも、たばこ屋さんが何件も集まった組織なら話は現実味を帯びてきます。日本にもそのような組織はあったのですね。TLC(全国たばこショップ・リーダーズクラブ)といいます。新しいシガーをつくる話は、このTLCとの間で密かに動き始めました。 さて、では実際にはどのようなサイズの葉巻を作るか。決めなければならないことは山のようにあります。今、日本で売れ筋の葉巻は小型のモノが主流です。それは、デミタス、トレプチコロナ、プチコロナ、コロナ、プチロブスト、ロブストなど。チャーチルやダブルコロナなどの大型サイズはほとんど動きません。それと、サイズは1種類に絞るのか、3種類くらいは揃えるのか、それとも10種類くらいのフルラインナップを構築するのか。もっとも取りこぼしがなく効率もよいサイズ展開は、まずは3種類だろうという結論になりました。
葉巻を吸うという消費の喜びよりも、モノづくりの喜びの方が大きいのは誰しも容易に想像がつくと思う。なぜならそれは、自分以外の誰かが喜んでいるから自分も余計に嬉しいという喜びの増幅が生まれるから。吸った葉巻はこの世から消滅するという成仏の局面だけど、生産の過程には目の前に誕生の工程があり、背後には期待に胸ふくらませて待っている人がいる。 このようにして私は、葉巻を吸う人→売る人→つくる人、というふうに川の上流に向かっているのでしょうか。これって何かに似ているなと思ったら、サケの遡上でした。産卵のため、北洋から生まれ故郷の母川を遡上する鼻曲りサケ。ボロボロに傷つき、卵を産んで死んでいく。ちゅうーことは、20年後の私はたばこ畑の農夫かも!? う~ん、それも悪くないか。卵さえ立派に育ってくれれば…。 では、また来週! たった一度の秘密の作戦会議で「アロマ・デ・ニカ」を創り上げたシガーオヤジは、下記3店舗のたばこ屋の御主人。一度訪ねてみてはいかがでしょうか。オモシロイ話が聞けるかもです。 ■ヒュミドール 神奈川県横浜市中区元町3-115 百段館ビル1F TEL 045-641-0084 ■西浦酒店 神奈川県相模原市相模大野3-13-12 TEL 042-742-3708 ■ワールドタバコたちばな 神奈川県藤沢市南藤沢2-1-3 ダイヤモンドビルB1F.1F TEL 046-622-2373
広見護(ひろみ・まもる)
90年にソムリエ資格を取得後、単身キューバへ。銀座のフレンチレストラン在職中の97年、日本で初めて葉巻の書を著す。その後、外資系商社にてシガービジネスに携わり、06年から独自にシガーの輸入販売を開始。07年にはオリジナルシガーのブランドを立ち上げ、08年直営シガーバーをオープン。葉巻を吸い、書き、つくる、マルチプレーヤー。葉巻歴20年。
HIROMI ENTERPRISE HP
ワインの熱狂的愛好家がワインを飲んで楽しむだけでは飽き足らず、やがて自分でワインをつくることを夢見るように、シガーをつくるということは、吸うことの何倍も楽しそうだ!というわけで、やっちゃいました。シガーオヤジが密かに4人集まって作戦会議。場所は神奈川県、相模大野のとあるたばこ屋さんのバックヤード。2007年8月、真夏の夕暮れ時のことでした。

まず、現地の工場にオリジナルの葉巻を作ってもらうためには、ミニマムロット(=最低受注量)があります。そのミニマムロットをクリアしないことには話は前に進まないわけで、たばこ屋さん一軒でこれは無理な話。でも、たばこ屋さんが何件も集まった組織なら話は現実味を帯びてきます。日本にもそのような組織はあったのですね。TLC(全国たばこショップ・リーダーズクラブ)といいます。新しいシガーをつくる話は、このTLCとの間で密かに動き始めました。
さて、では実際にはどのようなサイズの葉巻を作るか。決めなければならないことは山のようにあります。今、日本で売れ筋の葉巻は小型のモノが主流です。それは、デミタス、トレプチコロナ、プチコロナ、コロナ、プチロブスト、ロブストなど。チャーチルやダブルコロナなどの大型サイズはほとんど動きません。それと、サイズは1種類に絞るのか、3種類くらいは揃えるのか、それとも10種類くらいのフルラインナップを構築するのか。もっとも取りこぼしがなく効率もよいサイズ展開は、まずは3種類だろうという結論になりました。
(=かじ/ラダー)のロゴマークをあしらい、その下に小さくサブタイトルとして
Souvenir from Columbus(=コロンブスから贈り物)と入れました。
葉巻は、探検家クリストファー・コロンブスが大航海の際に
新大陸(=アメリカ)で発見し、ヨーロッパに持ち帰りました。
だから、今日、私たちが葉巻をエンジョイできるのはコロンブスのおかげ。
葉巻はコロンブスからの贈り物といえるのですね。
ピンタ(10本入5,000円)、ニーニャ(10本入3,500円)の3種類の葉巻が
各1パック入って18,000円(税込)。桐箱代が3,500円掛っている計算ですが、
葉巻30本入った桐箱が18,000円ということは1本当たり600円。
決して高くはないと思いますが、いかがでしょう?私の勝手な広告の妄想は、
和服を着た上品な女性がこの桐箱を小脇に抱えています。
キャッチコピーは縦書きで「大事なあの方に」といった感じ。
百貨店にこの葉巻を置いてもらうため、高級感のあるパッケージが欲しかったのです。
葉巻を吸うという消費の喜びよりも、モノづくりの喜びの方が大きいのは誰しも容易に想像がつくと思う。なぜならそれは、自分以外の誰かが喜んでいるから自分も余計に嬉しいという喜びの増幅が生まれるから。吸った葉巻はこの世から消滅するという成仏の局面だけど、生産の過程には目の前に誕生の工程があり、背後には期待に胸ふくらませて待っている人がいる。
このようにして私は、葉巻を吸う人→売る人→つくる人、というふうに川の上流に向かっているのでしょうか。これって何かに似ているなと思ったら、サケの遡上でした。産卵のため、北洋から生まれ故郷の母川を遡上する鼻曲りサケ。ボロボロに傷つき、卵を産んで死んでいく。ちゅうーことは、20年後の私はたばこ畑の農夫かも!? う~ん、それも悪くないか。卵さえ立派に育ってくれれば…。
では、また来週!
たった一度の秘密の作戦会議で「アロマ・デ・ニカ」を創り上げたシガーオヤジは、下記3店舗のたばこ屋の御主人。一度訪ねてみてはいかがでしょうか。オモシロイ話が聞けるかもです。
■ヒュミドール
神奈川県横浜市中区元町3-115 百段館ビル1F
TEL 045-641-0084
■西浦酒店
神奈川県相模原市相模大野3-13-12
TEL 042-742-3708
■ワールドタバコたちばな
神奈川県藤沢市南藤沢2-1-3 ダイヤモンドビルB1F.1F
TEL 046-622-2373