シガーとはすなわち「香り」。シガー自体がフレグランスのようなもの。だから葉巻を吸う場に他の強い臭いがあると葉巻本来の香りを楽しむことはできません。例えば、シガーバーで隣人の強い香水の香りやパイプたばこ(=香料)の甘ったるい香りなど。これらは、葉巻の天然葉タバコの香りとは異質で、主役の葉巻が台無しです。脇役がシャシャリ出てきて芝居をぶち壊しにしているのと一緒なんですね。 「音」も一緒です。大事な話をしているときに隣でどうでもいい雑談をされたらウルサイと感じます。あるいは、いい気分で音楽を聴いているに隣でテレビを付けられたらウザイ。それと一緒で、シガーの香りに気分よく浸っている時に、異臭は邪魔なのです。コンサートホールや劇場などは、場の静寂を保つため携帯電話をマナーモードにする、咳払いさえ憚られる場。すべてのお客様が観劇の玄人なワケありませんから、マナーに頼ることは無理。で、ルールにしてアナウンスやテロップを流します。ごく限られた一部の人の趣味だった時代は、先輩格の人が後輩にマナーを教えたりしたものですが、ファンの人口増加で若年層が増え、ネットが主流の今では、マナーの低下は社会問題。なんだかコレって、“迷惑鉄ちゃん”の問題や、タバコが法律でどんどん規制されていくのと一緒の構図(!?) 香水とはその昔、ヨーロッパで入浴の習慣がなかった時代に体臭を消す目的で発達しました。つまり、クサイ臭いをより強い芳香で消したんですね。今日では誰もが様々な香水を使いますが、えてして付け過ぎで逆効果になっている場合が多いようです。その最たる例がデパートの香水売り場(=スプレーの試し打ちでスゴイ臭い)だというのは皮肉な結果ですが。 この世には料理とワインのマリアージュのごとき、素晴らしい香りの組み合わせも存在します。肝心なのは、香水の銘柄ではありません!使う「量」のさじ加減とバランスがキモなのです。調理技術やファッションセンスと一緒で塩梅がものをいう世界。主役と脇役の香りをよく考えて舞台全体の調和をとりましょう。メイン(=極上シガータイム)の香りを更に引き立てる名脇役こそが優れたフレグランスです。このコツを掴めば、コワイものはありません。どんな異性も惹きつける最強の誘引物質はフェロモン。香りは使い方のテク次第でフェロモン以上になるのです!(?) では、また来週!
広見護(ひろみ・まもる)
90年にソムリエ資格を取得後、単身キューバへ。銀座のフレンチレストラン在職中の97年、日本で初めて葉巻の書を著す。その後、外資系商社にてシガービジネスに携わり、06年から独自にシガーの輸入販売を開始。07年にはオリジナルシガーのブランドを立ち上げ、08年直営シガーバーをオープン。葉巻を吸い、書き、つくる、マルチプレーヤー。葉巻歴20年。
HIROMI ENTERPRISE HP
シガーとはすなわち「香り」。シガー自体がフレグランスのようなもの。だから葉巻を吸う場に他の強い臭いがあると葉巻本来の香りを楽しむことはできません。例えば、シガーバーで隣人の強い香水の香りやパイプたばこ(=香料)の甘ったるい香りなど。これらは、葉巻の天然葉タバコの香りとは異質で、主役の葉巻が台無しです。脇役がシャシャリ出てきて芝居をぶち壊しにしているのと一緒なんですね。
「音」も一緒です。大事な話をしているときに隣でどうでもいい雑談をされたらウルサイと感じます。あるいは、いい気分で音楽を聴いているに隣でテレビを付けられたらウザイ。それと一緒で、シガーの香りに気分よく浸っている時に、異臭は邪魔なのです。コンサートホールや劇場などは、場の静寂を保つため携帯電話をマナーモードにする、咳払いさえ憚られる場。すべてのお客様が観劇の玄人なワケありませんから、マナーに頼ることは無理。で、ルールにしてアナウンスやテロップを流します。ごく限られた一部の人の趣味だった時代は、先輩格の人が後輩にマナーを教えたりしたものですが、ファンの人口増加で若年層が増え、ネットが主流の今では、マナーの低下は社会問題。なんだかコレって、“迷惑鉄ちゃん”の問題や、タバコが法律でどんどん規制されていくのと一緒の構図(!?)
香水とはその昔、ヨーロッパで入浴の習慣がなかった時代に体臭を消す目的で発達しました。つまり、クサイ臭いをより強い芳香で消したんですね。今日では誰もが様々な香水を使いますが、えてして付け過ぎで逆効果になっている場合が多いようです。その最たる例がデパートの香水売り場(=スプレーの試し打ちでスゴイ臭い)だというのは皮肉な結果ですが。
この世には料理とワインのマリアージュのごとき、素晴らしい香りの組み合わせも存在します。肝心なのは、香水の銘柄ではありません!使う「量」のさじ加減とバランスがキモなのです。調理技術やファッションセンスと一緒で塩梅がものをいう世界。主役と脇役の香りをよく考えて舞台全体の調和をとりましょう。メイン(=極上シガータイム)の香りを更に引き立てる名脇役こそが優れたフレグランスです。このコツを掴めば、コワイものはありません。どんな異性も惹きつける最強の誘引物質はフェロモン。香りは使い方のテク次第でフェロモン以上になるのです!(?)
では、また来週!
こちら「ジョーマローン」。編集部の大石嬢が撮影のために用意したモノも
偶然こちらのブランドでした。しかし、女だてらにジョーマローンを個人でご愛用とは、
やるの~! 撮影のための“お貸出し”じゃないところが
LEON編集部のスゴイところ。写真左がウッディな香りの
「ワイルドフィグ&カシス コロン」。写真右はライトフローラルな香りの
「フレンチライムブロッサム コロン」。これらを両方組み合わせる方法を
ジョーマローンでは「フレグランス・コンバイニングTM」と呼ぶそう。
今回のテーマ、“香りの高等テク”と同じアイデアですな…。
いらしてくれた時に「ひろみさんにはこれが似合いますよ」
と言ってプレゼントにくださったもの。薄いクリーム地にブラックリボンの箱が
すっごくオシャレだったのが今でも印象に残っています。
それがジョーマローンのアロマキャンドルでした。
もったいなくてたまにしか使っていませんが、
自分もなにかのギフトには「これを贈ろう!」と思っちゃいました。
リビングのインテリアとしてもカッコイイです。
だから香水そのものから身に付けた時の香りまではわかりませんよね。
体温によって揮発するし、自分で自分の香りは判断がつきにくいものです。
だからパートナーの好みに合わせるというのも一つの手。
もしくは、信頼できる異性のアドバイスで選びましょう。
付け過ぎは最悪な結果となりますからご用心!
香りがわかるか、わからないか、くらいの「微香」が基本です。