葉巻を選ぶのに大事なポイント、今回はサイズの話。サイズの違いを覚える近道、それはまずは一番デカイ葉巻を吸ってみることです。そうすりゃ、あとはそれより小者なんですから心配ナシ(!?)。さぁ、デカイ葉巻を吸いにシガーバーに繰り出しましょう! 葉巻を選ぶうえでサイズはとても大きな要素です。サイズは「長さ」と「太さ」で決まりますが、葉巻は円柱形以外にもさまざまな形が存在します。例えば、吸い口側の頭部がとがっていたり、点火部側の足部がすぼまっていたり、断面も“丸”やボックスプレスと呼ばれる“四角”など、個性に富んでいます。潜水艦のような流線型や砲弾型、蜂のお腹のような形状など、バリエーションが豊富に存在するわけです。だから、厳密にはサイズというファクターだけでは形容できません。そこで、葉巻の形を語る場合は、「シェイプ」(Shape)とか「ビトラ」(Vitola)と呼び、それぞれの形に名称を付けて認識できるようになっているんですね。 葉巻の長さに喫煙時間はほぼ比例しますから、どれくらいの手持ちの時間があるのか、適切なサイズを選ばないことには途中で火を消すことになってしまい、葉巻の味もガタ落ちでもったいないことになります。ワインを飲む場合、一人で飲めもしないのにマグナムボトルを開ける人はいませんよね?それと同じ理屈で、吸い切れる適切なサイズを選ぶべきなのです。具体的には、一番小さなデミタスで20分位、チャーチルでは1時間半位の喫煙時間になります。適切なサイズが選べれば、残った葉巻の処理に困ったりしません。シガースモーカーによくあるマナー違反が火の着いた葉巻のエレベーターへの持ち込みです。適切なサイズを理解して、その場で吸いきるということを心がけてください。
葉巻の代表的なサイズを10種類ピックアップしてみました。サイズにはそれぞれに名称がついています。喫煙時間は大まかな目安です。写真左から、 チャーチル(喫煙時間:1時間半) その名の通り、英国の元首相ウインストン・チャーチル卿が好んだ大型のサイズです。威風堂々と威厳に満ち溢れています。このサイズの代表的な銘柄はロメオ&ジュリエットです。年配の紳士や恰幅のいい方に似合うサイズです。 ロンズデール(喫煙時間:1時間20分) 英国のロンズデール伯爵が好んだ大きさで、チャーチルよりも一回りスリム。モンテクリストNo.1が有名です。背の高いスマートな体形の方に似合います。ブリティッシュなイメージですね。 ペルフェクト(喫煙時間:1時間10分) 頭と足の両方がすぼまった個性的な形をしています。昔のマンガに登場するようなクラシカルな形状です。古き良き時代のクラシックなイメージを力強く主張するこのタイプを作り続けているのは、パルタガスです。 トルペド(喫煙時間:1時間10分) 足部は開いて頭部がとがった砲弾型の形状。モンテクリストNo.2が代表的な銘柄です。点火部の大きい燃焼径の煙が濃縮されて喫煙者の口腔内に入るためアフターディナー向けの形状といえるでしょう。 ラギートNo.2(喫煙時間:1時間10分) 頭の仕上げに特徴があります。頭はキャップを被せる方法ではなく、豚の尻尾のように葉っぱをねじって仕上げます。この葉巻を吸うときは、尻尾をもぎ取って吸い口を開けることができ、シガーカッターがないときなど便利です。フィデル・カストロが愛用した葉巻「コイーバ」の工場名がその由来ですが、葉巻がゲリラのよき相棒だった時代の名残りでしょうか。コイーバ・コロナス・エスペシアレスNo.2が代表です。 コロナ(喫煙時間:60分) これが葉巻の標準的な形です。代表的な銘柄にモンテクリストNo.3があります。 プチコロナ(喫煙時間:50分) コロナよりも幾分短い、最も売れ筋のサイズです。代表的な銘柄にモンテクリストNo.4があります。キューバの葉巻工場では、このサイズをマレーバと呼びます。 ロブスト(喫煙時間:40分) 太さがとても太いのに長さが極端に短いサイズです。代表的な銘柄にコイーバ・ロブストなどがあります。今人気の良く売れているサイズです。 トレプチコロナ(喫煙時間:25分) プチコロナよりも幾分短いサイズでこれも人気があるサイズです。代表はコイーバ・シグロIやモンテクリストNo.5など。 デミタス(喫煙時間:20分) 細くて短い最も小型のサイズ。コーヒーブレイクなどに適したサイズでしょう。レイデルムンド・デミタスなどが有名です。
■今回ご紹介した葉巻がすべて揃っているシガーバー 道灌山BAR 03-3823-0931 http://www.hiromienterprise.com/map.htm
広見護(ひろみ・まもる)
90年にソムリエ資格を取得後、単身キューバへ。銀座のフレンチレストラン在職中の97年、日本で初めて葉巻の書を著す。その後、外資系商社にてシガービジネスに携わり、06年から独自にシガーの輸入販売を開始。07年にはオリジナルシガーのブランドを立ち上げ、08年直営シガーバーをオープン。葉巻を吸い、書き、つくる、マルチプレーヤー。葉巻歴20年。
HIROMI ENTERPRISE HP
葉巻を選ぶのに大事なポイント、今回はサイズの話。サイズの違いを覚える近道、それはまずは一番デカイ葉巻を吸ってみることです。そうすりゃ、あとはそれより小者なんですから心配ナシ(!?)。さぁ、デカイ葉巻を吸いにシガーバーに繰り出しましょう!
葉巻を選ぶうえでサイズはとても大きな要素です。サイズは「長さ」と「太さ」で決まりますが、葉巻は円柱形以外にもさまざまな形が存在します。例えば、吸い口側の頭部がとがっていたり、点火部側の足部がすぼまっていたり、断面も“丸”やボックスプレスと呼ばれる“四角”など、個性に富んでいます。潜水艦のような流線型や砲弾型、蜂のお腹のような形状など、バリエーションが豊富に存在するわけです。だから、厳密にはサイズというファクターだけでは形容できません。そこで、葉巻の形を語る場合は、「シェイプ」(Shape)とか「ビトラ」(Vitola)と呼び、それぞれの形に名称を付けて認識できるようになっているんですね。
葉巻の長さに喫煙時間はほぼ比例しますから、どれくらいの手持ちの時間があるのか、適切なサイズを選ばないことには途中で火を消すことになってしまい、葉巻の味もガタ落ちでもったいないことになります。ワインを飲む場合、一人で飲めもしないのにマグナムボトルを開ける人はいませんよね?それと同じ理屈で、吸い切れる適切なサイズを選ぶべきなのです。具体的には、一番小さなデミタスで20分位、チャーチルでは1時間半位の喫煙時間になります。適切なサイズが選べれば、残った葉巻の処理に困ったりしません。シガースモーカーによくあるマナー違反が火の着いた葉巻のエレベーターへの持ち込みです。適切なサイズを理解して、その場で吸いきるということを心がけてください。
葉巻の代表的なサイズを10種類ピックアップしてみました。サイズにはそれぞれに名称がついています。喫煙時間は大まかな目安です。写真左から、

チャーチル(喫煙時間:1時間半)
その名の通り、英国の元首相ウインストン・チャーチル卿が好んだ大型のサイズです。威風堂々と威厳に満ち溢れています。このサイズの代表的な銘柄はロメオ&ジュリエットです。年配の紳士や恰幅のいい方に似合うサイズです。
ロンズデール(喫煙時間:1時間20分)
英国のロンズデール伯爵が好んだ大きさで、チャーチルよりも一回りスリム。モンテクリストNo.1が有名です。背の高いスマートな体形の方に似合います。ブリティッシュなイメージですね。
ペルフェクト(喫煙時間:1時間10分)
頭と足の両方がすぼまった個性的な形をしています。昔のマンガに登場するようなクラシカルな形状です。古き良き時代のクラシックなイメージを力強く主張するこのタイプを作り続けているのは、パルタガスです。
トルペド(喫煙時間:1時間10分)
足部は開いて頭部がとがった砲弾型の形状。モンテクリストNo.2が代表的な銘柄です。点火部の大きい燃焼径の煙が濃縮されて喫煙者の口腔内に入るためアフターディナー向けの形状といえるでしょう。
ラギートNo.2(喫煙時間:1時間10分)
頭の仕上げに特徴があります。頭はキャップを被せる方法ではなく、豚の尻尾のように葉っぱをねじって仕上げます。この葉巻を吸うときは、尻尾をもぎ取って吸い口を開けることができ、シガーカッターがないときなど便利です。フィデル・カストロが愛用した葉巻「コイーバ」の工場名がその由来ですが、葉巻がゲリラのよき相棒だった時代の名残りでしょうか。コイーバ・コロナス・エスペシアレスNo.2が代表です。
コロナ(喫煙時間:60分)
これが葉巻の標準的な形です。代表的な銘柄にモンテクリストNo.3があります。
プチコロナ(喫煙時間:50分)
コロナよりも幾分短い、最も売れ筋のサイズです。代表的な銘柄にモンテクリストNo.4があります。キューバの葉巻工場では、このサイズをマレーバと呼びます。
ロブスト(喫煙時間:40分)
太さがとても太いのに長さが極端に短いサイズです。代表的な銘柄にコイーバ・ロブストなどがあります。今人気の良く売れているサイズです。
トレプチコロナ(喫煙時間:25分)
プチコロナよりも幾分短いサイズでこれも人気があるサイズです。代表はコイーバ・シグロIやモンテクリストNo.5など。
デミタス(喫煙時間:20分)
細くて短い最も小型のサイズ。コーヒーブレイクなどに適したサイズでしょう。レイデルムンド・デミタスなどが有名です。
■今回ご紹介した葉巻がすべて揃っているシガーバー
道灌山BAR 03-3823-0931
http://www.hiromienterprise.com/map.htm