シガーショップに行けば100種類以上の葉巻が並んでいます。産地、サイズ、ブランドなどの違いがあり、値段もピンからキリまで。だからよほどの事情通でない限り、初めて葉巻を吸う人が自分で葉巻を選ぶのは難しいでしょう。ワインと同じように予備知識がないと選ぶに選べないのです。そこで今回は葉巻を選ぶ際の予備知識、葉巻の産地編。酒やコーヒーに産地があるように、葉巻には葉巻の産地があります。葉巻の産地という場合、原料の葉たばこを栽培している葉たばこの産地ではなく、その葉巻を製造している製造国のことを意味します。 葉巻の世界4大産地は、 「キューバ」 カリブ海の島国で、首都はラ・ハバナ 「ドミニカ共和国」 カリブ海の島国で、首都はサント・ドミンゴ 「ニカラグア」 中央アメリカ大陸に位置し、首都はマナグア 「ホンジュラス」 中央アメリカ大陸に位置し、首都はテグシガルパ これらの国が世界のどこに位置しているのか、地理を即答できる人は少ないです。しかし、逆に考えるとこれらの国を知っているということは相対的にすごい知識になるわけです。是非、葉巻の4大産地の地理を覚えてください。これが手っ取り早く葉巻に詳しくなるための近道です。 中央アメリカ・カリブ海諸国に位置するこれら4カ国は、二つに分けることができます。キューバとドミニカ共和国は、カリブ海に浮かぶ島国どうし。そして、ニカラグアとホンジュラスはお互いに隣合わせで中央アメリカ大陸に位置します。島国と大陸の違いは、政治(軍事的なことを含みます)や地政学的なことと密接に結びつきます。ラテンアメリカ諸国が慢性的に抱えている問題の中に、葉巻産業もどっぷりと浸かっています。もし、政変が起きても企業や個人の財産が接収されないように、工場や本社、銀行口座を分散している葉巻メーカーが多いのはリスクヘッジですが、それはキューバで発祥した葉巻産業がキューバ革命で味わった苦難の教訓からです。人の手によって作られる葉巻は、日本酒造りにおける杜氏集団のように、専門職集団によって秘伝のノウハウが代々引き継がれています。キューバの代替え適地として名門シガーファミリーに最初に選ばれたのがドミニカ共和国でした。ドミニカ共和国の生産キャパシティーが一杯になると、シガーファミリーの目はホンジュラスに向けられます。そしてホンジュラスの政情不安が起きると、今度はニカラグアが脚光を浴びるといった具合です。良い葉巻が作られる場所、それは土壌や気候はもちろんですが、人の匠の技があってこそなのです。
広見護(ひろみ・まもる)
90年にソムリエ資格を取得後、単身キューバへ。銀座のフレンチレストラン在職中の97年、日本で初めて葉巻の書を著す。その後、外資系商社にてシガービジネスに携わり、06年から独自にシガーの輸入販売を開始。07年にはオリジナルシガーのブランドを立ち上げ、08年直営シガーバーをオープン。葉巻を吸い、書き、つくる、マルチプレーヤー。葉巻歴20年。
HIROMI ENTERPRISE HP
シガーショップに行けば100種類以上の葉巻が並んでいます。産地、サイズ、ブランドなどの違いがあり、値段もピンからキリまで。だからよほどの事情通でない限り、初めて葉巻を吸う人が自分で葉巻を選ぶのは難しいでしょう。ワインと同じように予備知識がないと選ぶに選べないのです。そこで今回は葉巻を選ぶ際の予備知識、葉巻の産地編。酒やコーヒーに産地があるように、葉巻には葉巻の産地があります。葉巻の産地という場合、原料の葉たばこを栽培している葉たばこの産地ではなく、その葉巻を製造している製造国のことを意味します。

葉巻の世界4大産地は、
「キューバ」 カリブ海の島国で、首都はラ・ハバナ
「ドミニカ共和国」 カリブ海の島国で、首都はサント・ドミンゴ
「ニカラグア」 中央アメリカ大陸に位置し、首都はマナグア
「ホンジュラス」 中央アメリカ大陸に位置し、首都はテグシガルパ
これらの国が世界のどこに位置しているのか、地理を即答できる人は少ないです。しかし、逆に考えるとこれらの国を知っているということは相対的にすごい知識になるわけです。是非、葉巻の4大産地の地理を覚えてください。これが手っ取り早く葉巻に詳しくなるための近道です。
中央アメリカ・カリブ海諸国に位置するこれら4カ国は、二つに分けることができます。キューバとドミニカ共和国は、カリブ海に浮かぶ島国どうし。そして、ニカラグアとホンジュラスはお互いに隣合わせで中央アメリカ大陸に位置します。島国と大陸の違いは、政治(軍事的なことを含みます)や地政学的なことと密接に結びつきます。ラテンアメリカ諸国が慢性的に抱えている問題の中に、葉巻産業もどっぷりと浸かっています。もし、政変が起きても企業や個人の財産が接収されないように、工場や本社、銀行口座を分散している葉巻メーカーが多いのはリスクヘッジですが、それはキューバで発祥した葉巻産業がキューバ革命で味わった苦難の教訓からです。人の手によって作られる葉巻は、日本酒造りにおける杜氏集団のように、専門職集団によって秘伝のノウハウが代々引き継がれています。キューバの代替え適地として名門シガーファミリーに最初に選ばれたのがドミニカ共和国でした。ドミニカ共和国の生産キャパシティーが一杯になると、シガーファミリーの目はホンジュラスに向けられます。そしてホンジュラスの政情不安が起きると、今度はニカラグアが脚光を浴びるといった具合です。良い葉巻が作られる場所、それは土壌や気候はもちろんですが、人の匠の技があってこそなのです。
ご存じ「コイーバ」ですね。キューバはスペイン語圏なので、
Cohibaは「コイーバ」と発音します。「コヒーバ」と発音したら初心者マークです。
それは現在、観光に力を入れている同国が観光省のホームページでも
紹介されているほど。
ドミニカ共和国観光省 http://www.godominicanrepublic.com/
日本で入手できるドミニカ共和国産ブランドは「ダビドフ」が有名です。
日本で入手できるニカラグア産ブランドといえば、「ホヤ・デ・ニカラグア」、
「プラセンシア」など。写真はプラセンシアです。
日本で入手できるホンジュラス産シガーと言えば、「カマチョ」ですね。