モテたい背中に愛の16文キック♥

鎌倉と富士と古本と

冨永麻由
ウェブ担当。オヤジにかまけて日々妄想と仕事に励む。

先週末、鎌倉は七里ヶ浜へ出かけました。
「珊瑚礁」でお目あてのカレーを食べ、沈む夕日を横目に幸せな気分で坂道を下ると、江ノ島の向こうに富士山が。美しい…。サザンを口ずさみながら江ノ電に乗り、鎌倉駅の喫茶店へと向かいました。
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その途中で見つけたのが気になるウサギの看板。
一度通りすぎたのを引き返して、階段を登り、恐る恐る店内へ。狭いお店にズラリと並んでいたのは古本でした。古本屋というのは、それが小さいほど「店との相性=店主との相性」みたいなところがあって、合わないとすぐに出てしまうのですが、ここは長居をしてしまいました。
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その翌日の日曜日、白楽へと出かけました。
ここでも、出会ってしまったのがまたもや古本屋。ここも、一冊一冊を覗き込むように眺めてしまい、結果やはり長居。
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最近夢中で読んだ本に、『昔日の客』というエッセイがあります。かつて大森で古書店を営んでいた関口良雄氏の著作で、古本と人にまつわるあたたかなエピソードが綴られています。これを読むと、古本屋という情報のハブは確かに小さいけれど、インターネットのような巨大なハブで得られる情報よりもずっと”重い”ような気がします。その重さのズシリとした感触が好きで、ついつい古本を手にしてしまうのですが。
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たとえば、この本のズシリとする感じはたまらないです。「ビートルズの曲って、こんな内容だったっけ?」と英語の歌詞と照らし合わせると、たしかにそんな内容なのですが、やっぱり”同じ”ではないんですよね。何度読んでも、すごくいい。
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なんだか本の話ばかりになってしまいましたが、良い本には磁力でもあるのか、きまってまわりに素敵な人がいたりするのがまたいいんですよね、これが。

白楽の古本屋の、温和な店主の方に「どうして古本屋を?」と尋ねると、「いやあ、以前は出版社で勤めていたんですけど、いやになっちゃって」と笑っていました。その笑顔を見たとき、会ったこともない関口良雄氏の顔が浮かびました。今思えば、週末に古本屋でつい長居してしまったのは、そこにいた魅力的な店主と話がしたかったからなのかもしれません。

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