若輩コムスメのムフフ♥なこの頃

キャメロン展:女性の力強さを知る

小林夏美
新人アシスタント。景色、オヤジ様、遠出好きのコムスメです。

知識欲をつけようと、そして視野を広く、感受性を豊かにしよう。そんなことを思いながら今回は、三菱一号館美術館で開催中の「From Life―写真に命を吹き込んだ女性―ジュリア・マーガレット・キャメロン展」へ行ってきました。

ジュリア・マーガレット・キャメロンは、1815年にインド・カルカッタで生まれた英国人写真家。
上層中流階級の夫人として社交生活を謳歌していた彼女は、48歳のクリスマスに娘からカメラをプレゼントされると独学で写真術を身につけ、ソフトフォーカスやクローズアップなど大胆な手法を駆使して作品を制作しました。

説明の中であった、“私は被写体が一番美しいと思う瞬間で止める。それ以上ピントを合わせることもフォーカスすることもしない。”という話がとても印象的でした。

自分の感覚を貫いていて、引っかき傷や指紋の写りなど失敗と見えるようなものも作品の一部として紹介されていました。
また、複数のネガを組み合わせた写真も多く展示されていて、これは新しいことへの試みの表れでありその試行錯誤が見えるもの。記憶媒体としての写真から芸術としての写真となるまでのこのような、人の不完全なものや手作業を感じる風合いなどがとてもリアルで最も価値を感じる部分になっているのかなと。
一枚の写真をつくるのにものすごく時間がかかったこの時代からそんなことを考えられる女性がいたとは本当に驚きで感動です。
彼女は結婚をし、子供を持つひとりの女性として、名声だけではなく富も求めたというエピソードを聞き、自分に正直になることはとても素敵だなと思い、また、女性だからとか、男性だからとか関係なく、人間強さ、生き抜く力というものを感じました。

こちらでは一部撮影OKのエリアがありましたので静か~に撮ってきました。
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同じ被写体でも時間軸や角度、露光の調節でまったく違った作品になっていて、ずっと見ていました。

肖像画が有名な彼女ですが、私はやはりふとした瞬間を捉えた写真に雰囲気の違いや人の内面みたいなものが感じられ、素晴らしいと感じました。
美術館は三菱一号館美術館がオススメです!

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■ジュリア・マーガレット・キャメロン展
期間/~2016年9月19日(月)
開催場所/三菱一号館美術館(東京都千代田区丸の内2-6-2)
URL/http://mimt.jp/cameron/

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